3月に読んだ本

2016年3月の読書メーター
読んだ本の数:28冊
読んだページ数:5613ページ
ナイス数:243ナイス

カナリアたちの舟 (アフタヌーンKC)カナリアたちの舟 (アフタヌーンKC)
読了日:3月25日 著者:高松美咲
たそがれどきに見つけたものたそがれどきに見つけたもの感想
いくつになっても黄昏時になると、ほのかな郷愁と心のざわめきを覚える自分ですが、タイトル通り、読んでいて心のざわつきを感じずには、いられない短編集でした。6人(女性5人男性1人)の、人生のたそがれ。体力的にも環境的にも明らかに若い時とは、違う日常。まだまだいけると思う気持ちに忍びこむ不安感が徐々に侵食していくよう。でも、今まで培った経験がなんとかなると思わせてくれるはず。人生の深みを感じずには、いられませんでした。
読了日:3月23日 著者:朝倉かすみ
やがて海へと届くやがて海へと届く感想
親友すみれを震災の津波で失った湖谷。行き場のない思いを胸に抱きつつ、少しずつ歩み出そうとする湖谷の姿に、人をフカク思うこと、そして、失うことの喪失感が、読んでいて心に刺さります。湖谷の心の中に吹き荒れる思いが溢れそうながらも、まるで静寂さすら漂う。交互に描かれるすみれの見る世界もまた幻想的で静寂。湖谷やすみれの恋人遠野といつか別の形であっても、また再開出来る未来を切に願った。
読了日:3月23日 著者:彩瀬まる
わたしの宝石わたしの宝石感想
昭和テイスト満載ながら、決して懐古趣味だけではなく、普遍的な人情物語が収められた短編集。どの作品も主人公と読者の距離が近く、ドラマティックな事がないささやかな日常こそが、幸せであると感じさせてくれる。「ポコタン・ザ・グレート」「想い出のセレナーデ」と良かったけど、ちょっと不思議な力が切ない「さみしさのマフラー」が印象的でした。
読了日:3月21日 著者:朱川湊人
家族が片づけられない (コミックエッセイの森)家族が片づけられない (コミックエッセイの森)
読了日:3月21日 著者:井上能理子
ザ・ファブル(5) (ヤンマガKCスペシャル)ザ・ファブル(5) (ヤンマガKCスペシャル)感想
伝説の殺し屋が、普通の生活を送ると言っても、勿論一筋縄ではいかないわけで。残酷な場面もあるけれど、思わず笑ってしまう場面も。ファブルとあだ名される殺し屋本人もいい味出てるし、一緒の女性も良いし、変に恋愛感情が絡んでないのも満足(笑)早く続きが読みたい。
読了日:3月20日 著者:南勝久
ザ・ファブル(4) (ヤンマガKCスペシャル)ザ・ファブル(4) (ヤンマガKCスペシャル)
読了日:3月20日 著者:南勝久
ザ・ファブル(3) (ヤンマガKCスペシャル)ザ・ファブル(3) (ヤンマガKCスペシャル)
読了日:3月20日 著者:南勝久
ザ・ファブル(4) (ヤンマガKCスペシャル)ザ・ファブル(4) (ヤンマガKCスペシャル)
読了日:3月20日 著者:南勝久
ザ・ファブル(2) (ヤンマガKCスペシャル)ザ・ファブル(2) (ヤンマガKCスペシャル)
読了日:3月19日 著者:南勝久
ザ・ファブル(1) (ヤンマガKCスペシャル)ザ・ファブル(1) (ヤンマガKCスペシャル)
読了日:3月19日 著者:南勝久
星宿る虫星宿る虫感想
本編の80ページの会話に出てくる「星宿る生徒」ととはどういう生徒なのか。タイトルとなる星を宿る虫とは。この虫と人々との戦いであり、主人公と家族・恋人との物語。これは正直かなり気持ち悪い。映像化したら多分見れません。しかし、虫たちの気持ち悪さより、物語の核となる人間の行動が、一番気持ち悪かった。虫の例として出てくる「鉄道虫」が、ネットで見たらほんとに不思議。真っ闇の中で出会ったら、見入ってしまいそう。でも、近くには寄りたくないな。くわばらくわばら。
読了日:3月17日 著者:嶺里俊介
午後二時の証言者たち午後二時の証言者たち感想
母親の愛情を一身に受けた娘が、こんな事故に巻き込まれたらと想像するだに恐ろしく哀しいです。特に母親の章に綴られた思い。辛さやるせなさが痛いほど伝わってくるだけに読んでいてかなりいたたまれない気持ちになりました。事故を起こした青年、目撃者、受け入れを拒否した医師とそれぞれの立場は、それなりに言い訳もあるのでしょうが。。その対比が開くほどより切ない気持ち。それにしても、水上義人の呪詛のような言葉。ここまで言わなくてもと思うのですが。。その言葉があるからこそ、縛られてしまったわけでもあるのですが。むむむ。
読了日:3月14日 著者:天野節子
さんかく窓の外側は夜 2 (クロフネコミックス)さんかく窓の外側は夜 2 (クロフネコミックス)
読了日:3月13日 著者:ヤマシタトモコ
【Amazon.co.jp限定】 さんかく窓の外側は夜 (3) イラストカード付 (クロフネコミックス)【Amazon.co.jp限定】 さんかく窓の外側は夜 (3) イラストカード付 (クロフネコミックス)
読了日:3月13日 著者:ヤマシタトモコ
恐之本  八つ目(シリーズ8巻) (コミック(YKコミックス))恐之本 八つ目(シリーズ8巻) (コミック(YKコミックス))
読了日:3月12日 著者:高港基資
おひとり様物語(6) (ワイドKC Kiss)おひとり様物語(6) (ワイドKC Kiss)
読了日:3月12日 著者:谷川史子
霧 ウラル霧 ウラル感想
まるでタイトル通り、霧に包まれ、気持ちがちょっとざわつくよう。智鶴・珠生・早苗と恵まれた環境に育ちながらも其々強い意志で自分たちの道を切り開いていく姿は、せっかくの姉妹なのにもっと仲良くやろうよと思わずにはいられなかった。とくに智鶴の成長していく中で芽生えていった感情とは何だったのだろう。珠生の夫重之も妻に対して不器用ながらの愛情を抱いてはいたと思うけれど、結局家族関係を結ぶのは難しかったのだろうなあ。個人的には影のように側にいて一番信頼されていた木村の存在が印象的でした。
読了日:3月10日 著者:桜木紫乃
百姓貴族 (4) (ウィングス・コミックス・デラックス)百姓貴族 (4) (ウィングス・コミックス・デラックス)
読了日:3月10日 著者:荒川弘
異類婚姻譚異類婚姻譚感想
芥川賞受賞作「異類婚姻譚」を含む短編4話からなる作品は、どれもなんだか歪んだ世界。決して読みにくい訳でも、つまらない訳でもないのに、いまひとつ意味を掴みにくい。表題作は、ちよっとホラー風味?結婚生活は、案外普通に過ごしていると思いきや、相手の考えに取り込まれていることもあるかも。深い。「<犬たち>」の全編を通して静寂が漂う世界感が、後を引きました。
読了日:3月8日 著者:本谷有希子
メアリー・スーを殺して 幻夢コレクションメアリー・スーを殺して 幻夢コレクション感想
安達寛高さんの別ペンネーム4名からなる一人4人集。青春物あり、ホラーあり、はたまたミステリありと豪華ラインナップで、安達さんの筆が冴えています。表題作はタイトルこそ物騒ですが、少女の成長と暖かな余韻の残る作品でした^^山白朝子さんのホラーは、怖いというよりも切なく哀しい色合いが強く印象的で、ほかの作品の是非読んでみたいです。「山羊座の友人」はミヨカワ将さんの作画で読んでいたのですが、書き下ろし「エヴァ・マリー・クロス」も是非!藤田和日郎さんの作画で読んでみたいなあ。
読了日:3月6日 著者:乙一,中田永一,山白朝子,越前魔太郎,安達寛高
僕だけがいない街 (5) (カドカワコミックス・エース)僕だけがいない街 (5) (カドカワコミックス・エース)
読了日:3月6日 著者:三部けい
僕だけがいない街 (4) (カドカワコミックス・エース)僕だけがいない街 (4) (カドカワコミックス・エース)
読了日:3月5日 著者:三部けい
僕だけがいない街 (3) (カドカワコミックス・エース)僕だけがいない街 (3) (カドカワコミックス・エース)
読了日:3月5日 著者:三部けい
僕だけがいない街 (2) (カドカワコミックス・エース)僕だけがいない街 (2) (カドカワコミックス・エース)
読了日:3月5日 著者:三部けい
俺物語!! 11 (マーガレットコミックス)俺物語!! 11 (マーガレットコミックス)
読了日:3月5日 著者:アルコ
俺物語!! 10 (マーガレットコミックス)俺物語!! 10 (マーガレットコミックス)
読了日:3月5日 著者:アルコ
闇金ウシジマくん 36 (ビッグコミックス)闇金ウシジマくん 36 (ビッグコミックス)
読了日:3月5日 著者:真鍋昌平

読書メーター

2月に読んだ本

2016年2月の読書メーター
読んだ本の数:18冊
読んだページ数:4175ページ
ナイス数:210ナイス

坂本ですが? 4 (ビームコミックス)坂本ですが? 4 (ビームコミックス)
読了日:2月29日 著者:佐野菜見
健康で文化的な最低限度の生活 3 (ビッグコミックス)健康で文化的な最低限度の生活 3 (ビッグコミックス)
読了日:2月29日 著者:柏木ハルコ
いつかの人質いつかの人質感想
幼い頃誘拐され、そして12年後またの誘拐という事で、てっきり誘拐される愛子ちゃんが、主人公かと思いきや。。読書中、正直ここまで優奈て愛されるキャラかな?なんて思ってしまった。けど、一体真相は何なのだろう?果たして愛子ちゃんはどうなるのだろう?と気になって、先を読まずにはいられなかった。構成もそれぞれの視点と合間の事件後のインタビューを交えて興味をそそる。才能とは持って生まれたもの。羨んでも努力しても、同じようにはなれないもの。と、分かっていても難しいなあ。
読了日:2月29日 著者:芦沢央
最後の子どもたち (写楽Books)最後の子どもたち (写楽Books)感想
物語の始まりは、予測していたものとは違って始まる核戦争。と言っても、どんな戦争がどこで始まったのかの記述はなく、いきなり核爆弾に巻き込まれた人々を淡々と残酷に描いていく。それでも、生きる事を諦めない主人公の視線が、より心に刺ささります。「片腕の郵便配達人」「見えない雲」でも貫かれる、今はまだ戦争に巻き込まれていない状況である事、そして今後も決してそう言う状況にならない事を人々が強く思い、その事を子供達に伝えていく事。決してぶれない作者の思いは、30年も前に書かれた作品とは思えない力を持って訴えてきます。
読了日:2月28日 著者:グードルン・パウゼヴァング
カルト村で生まれました。カルト村で生まれました。感想
米本和広さんの「カルトの子」を以前読んだ時に、親が選ぶと子供の意思は関係なく、その生活に突入してしまう事を考えたのですが。高田さんの生活も両親とは別に、村の大人や子供達と過ごす日常。多くの労働に、体罰や食事の少なさ。可愛い絵柄ながら、本当に平成のお話?と思わず、何度も思ってしまった。決してその生活を悔いていたり、けなしている訳ではないだけに、初等部時代だけでなく、是非成長していく過程の話も読んでみたい。
読了日:2月24日 著者:高田かや
プラチナエンド 1 (ジャンプコミックス)プラチナエンド 1 (ジャンプコミックス)感想
左為の様な、魅力的な天使がついていて、良かったと思いきやの展開。いやーこのラストは、どう続くのかとにかく気になる。どーかお母さんの言葉の様に、より幸せになれますように。道は厳しそうだけれど。。見守っていくこと決定!
読了日:2月24日 著者:小畑健
謎の毒親謎の毒親感想
両親との関わりで(勿論仮名であり、周りの事には変更を加えられているけれど)、謎に思っていたこと。その謎を相談する形で、質問・答えと確認しながら、心の解放に結びついていく。もし自分が姫野さんの立場なら、どう反応していたか、かなり悩んでしまった。回答も、これが正しいと言う正解かはハッキリせずとも、心の解放に繋がる道標になるのなら、大きな事だと切に思った。その後両親の介護生活において、どの様に子供時代と折り合いをつけて(蓋をして?)されてきたのか、読んでみたい。とりあえず「心のささやき」を手に入れた次第。
読了日:2月21日 著者:姫野カオルコ
坂の途中の家坂の途中の家感想
裁判員に選ばれたことで、心の中から溢れてくる感情を、これでもかととことん突き詰めた先に見えてくる日常生活。いやーこれは読み手もさらに自分の生活ももしや?なんて考え出したら、ははこれは角田さんの描く世界だから、全く非日常の話だよね。なんて、笑っていられない、かなり嫌な気持ち。まるで、マトリョーシカのように。事件当事者、裁判員、読み手の自分と感情がはまり込んでいくような錯覚に。まあ、普通夫婦間や親子間でここまで、思ったりしてないよねと思いたい。と願う。
読了日:2月19日 著者:角田光代
人魚王子 (ウィングス・コミックス)人魚王子 (ウィングス・コミックス)
読了日:2月16日 著者:尾崎かおり
長閑の庭(3) (KC KISS)長閑の庭(3) (KC KISS)
読了日:2月16日 著者:アキヤマ香
月影ベイベ 6 (フラワーコミックスアルファ)月影ベイベ 6 (フラワーコミックスアルファ)
読了日:2月16日 著者:小玉ユキ
世界が赫(あか)に染まる日に世界が赫(あか)に染まる日に感想
同じクラスながら話すこともなかった元野球部の櫂とクラスで浮き、何を考えているのか分からない文稀。そんな2人がある事で交流を持つ事から起こる事件。暴力描写は容赦なく、文稀の心を蝕む底知れぬ闇は、どう受け止めて良いのか、戸惑う勢い。けれど、2人の行き着く先は何が待ち受けているのか、読まないではいられなかった。
読了日:2月14日 著者:櫛木理宇
ママがやったママがやった感想
最初の章で明かされる、ある家族の母が夫を殺めることから遡る一家の物語。父、母、娘二人、息子とそれぞれの思いは、普通のようでいて、ちょっとずれているような。特に70代という年齢ながら、心は落ち着かない青年のような父。自分を著名人の気持ちになって行動するというのには、思わず若い!とうなってしまった。夫婦お互いのここだけは許せないと言う境界が、残酷なまでにすれ違っているのが哀しく、切ない。
読了日:2月12日 著者:井上荒野
ダーリンは外国人 ベルリンにお引越し トニー&さおり一家の海外生活ルポダーリンは外国人 ベルリンにお引越し トニー&さおり一家の海外生活ルポ
読了日:2月10日 著者:小栗左多里,トニー・ラズロ
スミカスミレ 1 (マーガレットコミックス)スミカスミレ 1 (マーガレットコミックス)
読了日:2月7日 著者:高梨みつば
片手の郵便配達人片手の郵便配達人感想
第二次世界大戦、ロシアで負傷し片手を失った17歳のヨハンは、地元ドイツの山あいの村に戻り、7つの村の郵便を運ぶ仕事に就く。美しくも、どこか悲愴感の漂う村々、戦場に男性は駆り出され、家を守る女性と子供たちと老人。1944年8月から1945年5月と短い期間の物語ながらも、その密度は高い。ヨハンの仕事に対する熱意や、村人との暖かくも辛い交流があってこその戦後。ヨハンの思いが、いつまでも余韻を残すとともに、作者のあとがきを、心に重く受け止める。「みえない雲」でもそうだったけど、パウゼヴァングさん容赦ないなー。
読了日:2月7日 著者:グードルン・パウゼヴァング
わたしたちの、小さな家わたしたちの、小さな家感想
翻訳家の祖母と二人で暮らす女子大生希。友人・恋人と穏やかな日常を暮らしているはずなのに、ひたひたと不協和音が。隣の部屋から聞こえる足音に思わず怪異か!と連想するも、祖母が時折見せる表情に、希の知らされていない大きな謎が。謎の解明は、ラストに向けて穏やかさから、一気に変転。ミステリとホラーと青春物語の合わせ技。個人的には、住んでいる町が「切株」と呼ばれてる事が一番に恐ろしいー。切株ホラーて言葉もあるしね。
読了日:2月4日 著者:水沢秋生
聖母聖母感想
児童誘拐殺人事件事件の犯人から、絶対に自分の娘を守る!不妊治療の末に生まれた娘を愛する母のとった行動とは?いやー荒技でしたねー。随所に伏線を張られていると思って読んでいたのですが、それでもその手があったか!と。母は、いつでも強しです。なんの先入観もなくお読み下さい(て、この感想読んでいただいたら、先入観入ってしまいますね)(汗)
読了日:2月3日 著者:秋吉理香子

読書メ

11月に読んだ本

2015年11月の読書メーター
読んだ本の数:12冊
読んだページ数:2906ページ
ナイス数:193ナイス

感情8号線感情8号線感想
環状8号線で繋がる6つの街に住む女性たちの連作短編集。ひとつひとつが前の物語の女性とどう関わってくるのかな?と思っていると意外な繋がりが。しかし、どの女性も恋愛こじれてます。しかも、結構女性の感情のイタイ部分をえぐってくるので、読んでいて、何度もうわ側でこんな風に思われていたらなあとヒリヒリしたり。しかし、関わる男性、特にイケメンの公太のドライさとDV男の貴志は、なんなんの!と言いたい。恋愛て面倒でも避けれないものなのかしらん。と遠い目になってしまった。ふう。
読了日:11月29日 著者:畑野智美
琥珀のまたたき琥珀のまたたき感想
ある出来事から、子供たちを守るためと、家に閉じ込めた母。三人の子供たちの日常は、静かな狂気がそこはかとなく漂うものの、境遇を受け入れ、自分たちで工夫を凝らした遊びや勉強で、淡々と過ごしていく。その姿は、時に美しくもあり。琥珀の手から生み出される芸術は、想像すると目の前に浮かび上がるよう。母親のとった行動は、哀しくもあるけれど、姉弟の思いの中では決して不幸なだけの世界ではなかったと思ってしまった。
読了日:11月27日 著者:小川洋子
町田くんの世界 2 (マーガレットコミックス)町田くんの世界 2 (マーガレットコミックス)
読了日:11月27日 著者:安藤ゆき
闘う君の唄を闘う君の唄を感想
新任幼稚園教諭となった凜のモンスターペアレンツや、職場の方々とのあれこれを乗り越えて、園児になくてはならぬ存在に成長していく物語。と、思わせてのどんでん返し。勿論、中山七里さんの作品なので、一筋縄でいくわけがないよね。と思って期待していたのですが、なぜ凜がこの職場を選んだのか、少々厳しいような。真相解明もちょっと駆け足な感じで残念な気持ちも。しかし、幼稚園からこれだけ不穏な人々を引っ張ってくるのは、さすが。やだやだこんな親と思いつつ、人のふり見て我がふり直せでしょうか。あ。そんなテーマの話で話ないですね。
読了日:11月22日 著者:中山七里
可視(み)える (本格ミステリー・ワールド・スペシャル)可視(み)える (本格ミステリー・ワールド・スペシャル)感想
幽霊画の作者を探すことから始まる物語は、探偵槙野と警視庁の東條婦警のパートを交互に語り、思いもよらぬ猟奇連続殺人事件に巻き込まれていく。1つ1つの出来事は、おどろおどろしく怖いものの、心霊に終始するのではなく、きちんとミステリとして終結されるので、怖そうだし、表紙も実話怪談風で、苦手な人にスルーされては勿体無い。人の心理はほんと複雑怪奇で、わかっていても一括りには出来ないなあ。
読了日:11月17日 著者:吉田恭教
きのうの影踏み (幽BOOKS)きのうの影踏み (幽BOOKS)感想
女の子のためのこわい文芸誌と
銘打った「冥」掲載の作品を中心に集められた怪異談。それぞれの物語は、数ページもの短さでまとめられているものの、そのページ数では推し量れない深い物語。「手紙の主」の、見えないものが、見えてくるような怖さや、「噂地図」の日常の延長に潜む怪異は怖いなー。勿論「ナマハゲと私」や「タイムリミット」の、直接的な出来事も。そう思うと可愛い表紙をめくった先の顔の見えない少女たちも不気味。
読了日:11月9日 著者:辻村深月
匿名者のためのスピカ匿名者のためのスピカ感想
登場人物それぞれの抱える家族との悩みや確執、元恋人がストーカー化しての監禁。主人公景織子が囚われてしまったのは、抗いようのないことだったのか。冷めているようで、的確な判断でサポートする七澤の存在が気になりつつも、笠井は一体過去の出来事から何を学びどうしたかったのか。曇り空の日に空を見上げ星を探すような、見えそうで見えない読後感。
読了日:11月6日 著者:島本理生
ガール・オン・ザ・トレイン(上) (講談社文庫)ガール・オン・ザ・トレイン(上) (講談社文庫)感想
元夫をいまだ忘れられず、酔っては迷惑行動を起こしてしまうレイチェルを中心に、レイチェルの乗車する車窓から見える自宅に住む、側から見たら幸せそうな主婦メガン、元夫と再婚しレイチェルの影に怯え怒るアナ。三人の視点で語られる物語は、物騒な出来事を孕んで下巻へ。いやーどこの世界でも隣の芝生は青いのか。。
読了日:11月6日 著者:ポーラ・ホーキンズ
marble ramble 名作文学漫画集marble ramble 名作文学漫画集
読了日:11月5日 著者:長崎訓子
それでも親子でいなきゃいけないの? (akita essay collection)それでも親子でいなきゃいけないの? (akita essay collection)
読了日:11月5日 著者:田房永子
あなたのことはそれほど 3 (フィールコミックス)あなたのことはそれほど 3 (フィールコミックス)
読了日:11月5日 著者:いくえみ綾
ホリデイラブ~夫婦間恋愛~(2) (KC KISS)ホリデイラブ~夫婦間恋愛~(2) (KC KISS)
読了日:11月5日 著者:草壁エリザ

読書メーター

10月に読んだ本

2015年10月の読書メーター
読んだ本の数:11冊
読んだページ数:2825ページ
ナイス数:162ナイス

運命は、嘘をつく (文春文庫 み 51-1)運命は、嘘をつく (文春文庫 み 51-1)感想
予知夢を見ることの出来るという月子の運命の人とは、果たして誰なのか。運命の人の言葉に、翻弄される人々が、気の毒でありながらも、月子のある意味突拍子もない理論に笑ってしまう場面も。起伏に富んだ物語の展開と、タイトルの意味を想像し、ピリリと辛い余韻が残ります。
読了日:10月30日 著者:水生大海
ワンダーランド 1 (ビッグコミックス)ワンダーランド 1 (ビッグコミックス)感想
これは怖い!ポコちゃんやゆっこちゃんの可愛さには癒されるけれど、猫こわー。アリスの今後の活躍も楽しみ^^
読了日:10月30日 著者:石川優吾
ニーチェ先生~コンビニに、さとり世代の新人が舞い降りた~ 3 (MFコミックス ジーンシリーズ)ニーチェ先生~コンビニに、さとり世代の新人が舞い降りた~ 3 (MFコミックス ジーンシリーズ)
読了日:10月30日 著者:松駒,ハシモト
ストレッチ 1 (ビッグコミックススペシャル)ストレッチ 1 (ビッグコミックススペシャル)
読了日:10月30日 著者:アキリ
アルテーミスの采配アルテーミスの采配感想
AV女優のインタビュー集「アルテーミスの采配」。この本に関わる人々に起こる事件の、真の采配者とは誰か?第一部では、これでもかと描写されるAVと呼ばれる業界。これはかなり際どい部分もあるので、読みやすいとは正直言えないものの、この伏線を流し読みすると第二部で、変化する進行についていけないので、ある意味ハードルが高いかも。人間の見たくない部分を、曝け出されるので、なんだかベタベタしたものが、まとわりつく様な嫌な感じ。イヤミスの括りの中でも異色作かも。
読了日:10月26日 著者:真梨幸子
ウツボカズラの甘い息ウツボカズラの甘い息感想
うまい話には裏があるとわかりきっていながらも、ふと心の隙間に入り込まれたら、逃げられないものなのか。。それにしても文絵これだけの仕事で50万は美味しすぎないか!?と思いつつ、真相に迫る刑事2人の活躍は、重苦しい話の清涼剤のよう(奥さんの話は除く)。一枚一枚剥がしていく真実のベールは、知れば知るほど、恐ろしい。形は違えども果てのない欲望は誰の心にも存在するかもと思わずにはいられなかった。
読了日:10月22日 著者:柚月裕子
きわこのこときわこのこと感想
三面記事から始まる、まるで無関係と思われる事件の影に存在するきわこと言う女性。果たして彼女は、ただの女性なのか、はたまた曰くありげな女性なのか。時を遡り、見る人、関わる人ごとに印象が変わりながらも、立ち上るきわこの存在感。物語が進むにつれて、いつしかふと自分の日常の中にも紛れ込んでいそうなきわこに、薄ら寒さを感じずにはいられなかった。
読了日:10月16日 著者:まさきとしか
Aではない君とAではない君と感想
わが子が同級生を殺害してしまったとしたら。たとえ相手がどんなに酷いことを子供にしていたとはいえ、殺人は許されることではない。と、頭ではいろいろわかっていたとしても、その場になったらすべての思い考え、さらには自分を取り巻く環境がぶち壊される現実。事件をセンセーショナルに描きたてることとは対極の当事者家族の内面を掘り下げて丁寧に描くからこその、重さがずしんときます。ただ息子を思う気持ちは同じながらも、母親の存在があまりに頼りなく、無責任に思ってしまうのは、自分の想像力のなさでしょうか。。
読了日:10月13日 著者:薬丸岳
浸蝕 (実業之日本社文庫)浸蝕 (実業之日本社文庫)感想
完璧に見えた美人妻との結婚も、思った生活とはかけ離れ、独身生活に戻った幹朗。そこに現れた以前どこかで会った記憶のある女性樹菜。果たして樹菜とは、何者なのか。幹朗の徐々に変わりゆく心境を丁寧に描写されていくことで浮かび上がる歪んでいく二人の関係。わ。こんな女性に絡みつかれたらかなわないなと思いつつも、幹朗ちょっと落ち着こうよと思わず後ろから肩を叩きたくなった。けど、当事者にしか見えない世界を前にしたら、ただただ姉の様に狼狽え、騒ぐ事しかできないかもしれないなあ。
読了日:10月4日 著者:明野照葉
人は見た目が100パーセント(3) (KCデラックス BE LOVE)人は見た目が100パーセント(3) (KCデラックス BE LOVE)
読了日:10月3日 著者:大久保ヒロミ
啼かない鳥は空に溺れる啼かない鳥は空に溺れる感想
冷たい母に認め、愛されたかった千遙と愛しているの名のもとあなたの為と束縛されている亜沙子。2人のそれぞれの関わりと思いを交互に描くことで、浮かび上がる母娘関係。どちらも親を大切に思う気持ちとのギャップに苦しむ姿が、読んでいてあーこんな母親がいたら確かに面倒だなあという気持ちに。ここまで娘にしてしまうのはやり過ぎの極みだなと思いつつ、毒母という言葉がある様に、個々の家庭の中では近いこともあるかもしれない。亜沙子の母のブログに事実を微妙に折り曲げて書かれた文を読んでしまう状況は、ぞっとするな。
読了日:10月1日 著者:唯川恵

読書メーター

9月に読んだ本

2015年9月の読書メーター
読んだ本の数:10冊
読んだページ数:2233ページ
ナイス数:102ナイス

まるで天使のような (創元推理文庫)まるで天使のような (創元推理文庫)感想
マーガレット・ミラーですが、この1冊で他の作品も読むこと決定!あることから知り合いになった新興宗教施設に住む女性から頼まれた、行方不明者を探すクイン。このキャラクターの会話が軽妙でくすっと笑えるところも多々あるものの、出てくる登場人物は誰もが一癖ありで疑わしい。最後までクインの魅力で読ませるかと思いきや、真相に近づくにつれ、物語も主要人物も変わりゆくことに。最後の一撃との帯に想像力を膨らませ過ぎたものの、ぐいぐい読ませる手腕に唸りつつ読了。
読了日:9月29日 著者:マーガレット・ミラー
結婚相手ってどこに落ちてるの?結婚相手ってどこに落ちてるの?
読了日:9月23日 著者:花津ハナヨ
みんなの秘密みんなの秘密感想
中二病とはよく聞く言葉だけれど、主人公美羽の取り巻く世界は、青春まっただ中というよりは、なんだかどろどろ。一人として、安心して心を許せる友達がいない世界。親との関わりも少しずつ変わってきているとは思うけれど、どんどん嘘が上達する日常。男女交際に、スリルを求めての万引き。果たして自分が過ごしてきた中学時代との隔離がどんどんひろがっていくような。。勿論ひとりひとり秘密を抱える年ごろではあるけれど、中学生でこんなに背伸びせず、もう少し少女のままの世界に浸っていてもいいのになあと 思うのは、甘いのでしょうか。。
読了日:9月21日 著者:畑野智美
たびしカワラん!! 1 (裏少年サンデーコミックス)たびしカワラん!! 1 (裏少年サンデーコミックス)
読了日:9月21日 著者:江野スミ
誰でもないところからの眺め誰でもないところからの眺め感想
読んでいる最中も、読後もずっと心がざわざわする感じが消えない。怖いとか不安になるとか以前に、自分の中の根本的な部分を揺さぶる。自分の想像をはるかに超えるといがらしさんは、どこにいことしているのかと思い、ずっと付いて行こうと思った。
読了日:9月13日 著者:いがらしみきお
恋は雨上がりのように 3 (ビッグコミックス)恋は雨上がりのように 3 (ビッグコミックス)
読了日:9月11日 著者:眉月じゅん
のぼさんとカノジョ?  5 (ゼノンコミックス)のぼさんとカノジョ? 5 (ゼノンコミックス)
読了日:9月8日 著者:モリコロス
今日はいぬの日今日はいぬの日感想
猫を飼っていると明らかに不満な鳴き声をしている時に、これで人間の言葉が話せたら、不平不満を言っていそう。なんて思った事を思い出した。世話すらきちんと出来ない飼い主と、それゆえどんどん思考が歪んでしまった飼い犬。読みながら何度も、果たしてうちの猫は幸せなのだろうか?と思ってしまった。ヒメの起こした行動は決して許されないけれど、人との信頼を築けなかった姿はただただ哀しい。唯一ミコトと潤一の関係は、暗い物語のひと筋の光のようだった。
読了日:9月7日 著者:倉狩聡
かびんのつま 3 (ビッグコミックススペシャル)かびんのつま 3 (ビッグコミックススペシャル)
読了日:9月5日 著者:あきやまひでき
ゾンビ・アパートゾンビ・アパート感想
表題作から勝手にゾンビがたくさん住んでいるアパートを想像したりしたら、違ってあることに張り切る怪しい方が(笑)。9つからなる物語は、どれもラストに意外なひねりを効かせて、想像したさらに別の世界を覗かせてくれて面白かったです。グロな部分が苦手な人は、その描写をさらっと飛ばして、このあやかしの世界の扉を開いて欲しい。30年近くも前に書かれたという作品が多々あるけれど、古いけれど古びてない物語世界。まだまだある短篇集を是非出版して欲しいです。
読了日:9月4日 著者:飯野文彦

読書メ

8月に読んだ本

2015年8月の読書メーター
読んだ本の数:13冊
読んだページ数:3018ページ
ナイス数:226ナイス

ブルー・サムシング (マーガレットコミックス)ブルー・サムシング (マーガレットコミックス)
読了日:8月27日 著者:谷川史子
天使は舞いおりた 1 (芳文社コミックス)天使は舞いおりた 1 (芳文社コミックス)
読了日:8月27日 著者:池上遼一
私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い!(8) (ガンガンコミックスONLINE)私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い!(8) (ガンガンコミックスONLINE)
読了日:8月25日 著者:谷川ニコ
コンプレックス・エイジ(6): モ-ニング (モーニングKC)コンプレックス・エイジ(6): モ-ニング (モーニングKC)
読了日:8月25日 著者:佐久間結衣
パレス・メイヂ 4巻 同人誌付き特装版 (花とゆめコミックス)パレス・メイヂ 4巻 同人誌付き特装版 (花とゆめコミックス)
読了日:8月25日 著者:久世番子
奇縁七景奇縁七景感想
可愛いけれど、何か含みを持っているかの表情の女性の表紙に導かれての7つの縁。「虫が好かない」のおばあさんの作る料理は、ほんと無理。「目に入れても」の孫可愛さの暴走ぶりが、痛々しくも哀しい。「報いの一矢」のネットの便利でありつつも、裏返すと凶器。「夜の鶴」の諺を知って、なるほどと唸り。「只より高いもの」のうまい話はそうあるものでなし。
黒い瞳の内」の愛情物語は、深く余韻を残し。「岡目八目」の総まとめの様な語り。短い物語の中に、みっちりその世界観が詰まって、良い縁のみを繋ぎたいと思わずにはいられなかった。
読了日:8月21日 著者:乾ルカ
チェインドッグ (ハヤカワ・ミステリワールド)チェインドッグ (ハヤカワ・ミステリワールド)感想
大学生雅也の元に、連続殺人犯榛原から一件だけ冤罪があるので、調べて欲しいとの手紙が。なぜ、雅也に頼むのか、果てして言っていること本当のことなのか。関係者を訪ね、ひとつひとつ明らかになる人物像と、雅也との意外で辛いつながり。とにかく、主人公二人はもとより、出てくる人々の家庭環境が読んでいて苦しい。カリスマ犯人のただの言葉、雰囲気だけで、心の隙間にスッと入り込んでいく。詐欺なんて引っかからないよ!と豪語する人物ほど、案外簡単に引っかかったり、洗脳されてしまうかと思ったら、ゾクッとした。
読了日:8月19日 著者:櫛木理宇
きみが心に棲みついたS 3 (フィールコミックスFCswing)きみが心に棲みついたS 3 (フィールコミックスFCswing)
読了日:8月17日 著者:天堂きりん
朝が来る朝が来る感想
子供を望んでも授からなかった40代の栗原夫妻と、育てたくても環境が許さなかった10代の少女ひかり。赤ちゃんを軸に描かれる、真逆の家族の迷い悩む姿が、時に痛々しくも、タイトル通り暗闇の中から徐々に光が頭上に広がって行くような読了感。冒頭の子供同士の諍いから、読み手の心を掴み、果たして真実とは何かと読ませます。が、ひかりと家族の関わりには、正直辛いものが。たとえ世間体を気にし、冷たい母であっても、ここまで嫌わないでもと思ってしまうのは、つい母親目線で読んでしまうせいでしょうか。
読了日:8月15日 著者:辻村深月
さよなら、ニルヴァーナさよなら、ニルヴァーナ感想
読みながら、何度もフィクションだよねと確認してしまった。犯人の半生が特殊であったとしても、決して許される事ではない。犯人を好きになる心理は分かりようもなく、これで犯人が美青年でなかったら、どうなんだろう?と余計な想像をしつつ、小説家志望の今日子の語る思いが、事件に対する思いと感じて良いものなのかどうか。被害者家族であるなっちゃんの行く末が、あまりに残酷すぎる
事に正直憤りも。と言っても、フィクションなんだから。と、割り切ろうとして、参考文献の一覧に思わず、やるせない気持ちに、読了後も胸が締め付けられた。
読了日:8月12日 著者:窪美澄
持たざる者持たざる者感想
震災や家族とのあり方で、環境や自身の考え方を改めて考えざるを得なくなった4人の30代の男女の物語。ちょっとずつ繋がっているのですが、其々が個性的で、読んでいてざらざらした気持ちになること多々。修人がなぜエリナにバンバンメッセージを送ってしまうのか(原発問題にシンパシーを感じたとはいえ)だったり、エリナのどこまでもわが道を行く発想だったり。朱里対義兄夫妻の対決といい。なんて、並べられるほど、印象的だったということでもあるのですよね。女性達の同性へ向ける眼差しが思いのほか厳しいことに、ちょっとドキッとした。
読了日:8月3日 著者:金原ひとみ
ファンタジウム(9) (モーニングKC)ファンタジウム(9) (モーニングKC)
読了日:8月3日 著者:杉本亜未
モンローが死んだ日モンローが死んだ日感想
500ページの長編に語られる、還暦を間近に控え、心に不安を抱える鏡子が出会った精神科医との愛。その存在に心が穏やかになるも、いきなりの失踪。果たして、この精神科医とは、一体何者だったのか。これでもかと描写される淡々と見せかけて、狂おしいほどの思い。鏡子の年齢に近いほど、その心境に重ね合わせ、心が締め付けられるかと。しかし、まだまだ若い人にはまどろっこしい話となってしまうかもしれない。正直この精神科医には、魅力を感じなかったものの、タイトルモンローの本当の姿は、興味深くも哀しかった。
読了日:8月2日 著者:小池真理子

読書メーター

7月に読んだ本

2015年7月の読書メーター
読んだ本の数:29冊
読んだページ数:5695ページ
ナイス数:182ナイス

たそがれたかこ(5) (KCデラックス BE LOVE)たそがれたかこ(5) (KCデラックス BE LOVE)
読了日:7月31日 著者:入江喜和
湯神くんには友達がいない 7 (少年サンデーコミックス)湯神くんには友達がいない 7 (少年サンデーコミックス)
読了日:7月29日 著者:佐倉準
恐之本 お七 (シリーズ7巻) (SGコミックス)恐之本 お七 (シリーズ7巻) (SGコミックス)
読了日:7月29日 著者:高港基資
ヨタ話 (Betsucomiフラワーコミックス)ヨタ話 (Betsucomiフラワーコミックス)
読了日:7月28日 著者:新井理恵
37.5℃の涙 4 (フラワーコミックス)37.5℃の涙 4 (フラワーコミックス)
読了日:7月28日 著者:椎名チカ
あとかたの街(4) (KCデラックス BE LOVE)あとかたの街(4) (KCデラックス BE LOVE)
読了日:7月28日 著者:おざわゆき
町田くんの世界 1 (マーガレットコミックス)町田くんの世界 1 (マーガレットコミックス)感想
いいねー町田くん!成績やかっこよさだけじゃないよね。町田くんみたいな彼が一番かも!でも、私は息子に欲しいー。
読了日:7月28日 著者:安藤ゆき
累(6) (イブニングKC)累(6) (イブニングKC)
読了日:7月28日 著者:松浦だるま
死人の声をきくがよい〜放課後のはらわた!!編〜(6)(チャンピオンREDコミックス)死人の声をきくがよい〜放課後のはらわた!!編〜(6)(チャンピオンREDコミックス)
読了日:7月27日 著者:ひよどり祥子
サイレーン(7)<完> (モーニング KC)サイレーン(7)<完> (モーニング KC)感想
一気に7巻までKindleで買って読んでしまった。カラの圧倒的存在感にやられた感じです。たまにこんな感情ならいらないと思う時もあるけれど、最初からそん感情そのものが無かったら、と想像してしまった。それにしても、渡、バカだなあと言いつつ、ちょっと哀しい(笑)
読了日:7月26日 著者:山崎紗也夏
サイレーン(6) (モーニング KC)サイレーン(6) (モーニング KC)
読了日:7月26日 著者:山崎紗也夏
サイレーン(4) (モーニング KC)サイレーン(4) (モーニング KC)
読了日:7月26日 著者:山崎紗也夏
サイレーン(3) (モーニング KC)サイレーン(3) (モーニング KC)
読了日:7月26日 著者:山崎紗也夏
サイレーン(2) (モーニング KC)サイレーン(2) (モーニング KC)
読了日:7月24日 著者:山崎紗也夏
サイレーン(1) (モーニング KC)サイレーン(1) (モーニング KC)
読了日:7月24日 著者:山崎紗也夏
淵の王淵の王感想
三編からなる三人の男女を見守る謎の存在。それぞれが遭遇する怪異の不気味さが、後を引きつつも、それを上回る一種の愛情物語。まるで、舞城さんの運転する車の助手席に座って、行き着く先がどこなのか全く見えない道を全速力で疾走している気分。読後の酔いが抜けずも、癖になる味わい。果歩の物語に出てくる数々の漫画作品の中に押切蓮介さんの「ミスミソウ」をあげているのにもにやり。
読了日:7月23日 著者:舞城王太郎
ギフト±(1) (ニチブンコミックス)ギフト±(1) (ニチブンコミックス)
読了日:7月20日 著者:ナガテユカ
ヒトリコヒトリコ感想
生き物係の日都子は、金魚殺しの濡れ衣をきせられ、いじめの対象に。その日からいつも一人でいることを選び、関わる必要のない人とは関わらないと心に決める。登場する子供たち一人一人が其々悩みを抱え、生き辛い日々を過ごしている。痛々しい姿に胸が痛みつつも、ほどほどに頑張るという姿勢は、子供大人に関わらず、ぎりぎりまで頑張らなくていいんだよと。すべての人に問いかけているよう。キュー婆ちゃんのそっけないのに、心に染み入る姿や冬希くんの強さや優しさに、読者の心も癒されつつも、嘉穂ちゃんの行く末を思わずにはいられなかった。
読了日:7月17日 著者:額賀澪
春の嵐春の嵐感想
南部芸能事務所第三弾。直向きに頑張りつつも、悩み、戸惑いながら一歩一歩進む姿に、暖かい気持ちになるシリーズ。今回は、それぞれの家族に掘り下げた連作となり、より個性がクッキリとしてきましたね。特にテネシー師匠の話はちょっと泣けます。表題作「春の嵐」のタイトルそのままに、今後新たな風が吹く予感。ますますメリーランドを始め、事務所の芸人さん、そしてインターバルに目が離せません。
読了日:7月14日 著者:畑野智美
こんな私はだめですか? (フィールコミックス)こんな私はだめですか? (フィールコミックス)
読了日:7月12日 著者:シモダアサミ
お引っ越しお引っ越し感想
引っ越しにまつわる6つの単語と解説からなる連作短編集。作品ごとにいろいろな仕掛をされる真梨さんですが、ここでもよく読むとふふふと言う伏線が。イヤミスと言うより、ブラックユーモアよりの、クスッと笑ってしまう描写をおりこみ、思わぬ出来事に巻き込まれる人々の、困惑した様子が手に取るよう。我が家も二桁を越える引っ越し歴があるだけに、この部屋ほんと大丈夫かな?と不安になる心境を思い出しました。ただ、初出一覧を先に見ないよう要注意。
読了日:7月8日 著者:真梨幸子
the SIX ザ・シックスthe SIX ザ・シックス感想
6人の人と違う能力を持った少年・少女の物語。読んでいて、実際こんな能力があったら、嬉しいどころか、いやだなあと思える力が多かった。ゆえに、周りから孤立してしまう姿は、本人が欲しくて持った訳ではないだけに、痛々しく辛い。けれど、周りにいる大人の暖かい眼差しに救われるので、後味は決して悪くないです。でも、虫に好かれる少女の力は想像するだに、ぞっとするなあ。次は是非、全員の力を合わせて、新たな出来事に挑む長編を読んでみたいな。虫は少なめでお願いします(笑)
読了日:7月7日 著者:井上夢人
闇金ウシジマくん 34 (ビッグコミックス)闇金ウシジマくん 34 (ビッグコミックス)
読了日:7月5日 著者:真鍋昌平
冷蔵庫を抱きしめて冷蔵庫を抱きしめて感想
普通の暮らしに、ちょっといつもとは違う風が吹いたような、行き詰った心に一筋に光がさしたような、短篇集。といっても、「アナザーフェイス」のぞくっとする話や「マスク」のマスクが生活に手放せなくなる男性や「それは言わない約束でしょう」の思ったことが知らぬ間に口から出ている男性など、独特の味わい。個人的には最初の「ヒット・アンド・アウェイ」のスカッとする話に思わずこちらまで力が入ってしまいました。
読了日:7月4日 著者:荻原浩
茅原家の兄妹茅原家の兄妹感想
怪奇物語?と思いきや、ミステリ風であったり、いや恋愛はたまた純愛物語?と、いろいろ読み取れそうでいて、上手く雲に巻かれたような。没落した茅原兄妹の別荘に招かれた意図とは。いい意味で思わせぶりに誘導されて、読者も迷宮に迷い込んだような味わい。レトロ感満載なところも、ゾクッときます。しかし、あの広大な洋館の中では何が行われていたのか、自分の想像であってるのか、あってないのか。うーん、最後まで惑わせられるなー。
読了日:7月2日 著者:藤谷治
魔法使いの事情(2)<完> (講談社コミックス)魔法使いの事情(2)<完> (講談社コミックス)
読了日:7月1日 著者:西原梨花
うせもの宿 2 (フラワーコミックスアルファ)うせもの宿 2 (フラワーコミックスアルファ)
読了日:7月1日 著者:穂積
校舎のうらには天使が埋められている(7)<完> (講談社コミックス別冊フレンド)校舎のうらには天使が埋められている(7)<完> (講談社コミックス別冊フレンド)
読了日:7月1日 著者:小山鹿梨子
校舎のうらには天使が埋められている(6) (講談社コミックス別冊フレンド)校舎のうらには天使が埋められている(6) (講談社コミックス別冊フレンド)
読了日:7月1日 著者:小山鹿梨子

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