3月に読んだ本

2016年3月の読書メーター
読んだ本の数:28冊
読んだページ数:5613ページ
ナイス数:243ナイス

カナリアたちの舟 (アフタヌーンKC)カナリアたちの舟 (アフタヌーンKC)
読了日:3月25日 著者:高松美咲
たそがれどきに見つけたものたそがれどきに見つけたもの感想
いくつになっても黄昏時になると、ほのかな郷愁と心のざわめきを覚える自分ですが、タイトル通り、読んでいて心のざわつきを感じずには、いられない短編集でした。6人(女性5人男性1人)の、人生のたそがれ。体力的にも環境的にも明らかに若い時とは、違う日常。まだまだいけると思う気持ちに忍びこむ不安感が徐々に侵食していくよう。でも、今まで培った経験がなんとかなると思わせてくれるはず。人生の深みを感じずには、いられませんでした。
読了日:3月23日 著者:朝倉かすみ
やがて海へと届くやがて海へと届く感想
親友すみれを震災の津波で失った湖谷。行き場のない思いを胸に抱きつつ、少しずつ歩み出そうとする湖谷の姿に、人をフカク思うこと、そして、失うことの喪失感が、読んでいて心に刺さります。湖谷の心の中に吹き荒れる思いが溢れそうながらも、まるで静寂さすら漂う。交互に描かれるすみれの見る世界もまた幻想的で静寂。湖谷やすみれの恋人遠野といつか別の形であっても、また再開出来る未来を切に願った。
読了日:3月23日 著者:彩瀬まる
わたしの宝石わたしの宝石感想
昭和テイスト満載ながら、決して懐古趣味だけではなく、普遍的な人情物語が収められた短編集。どの作品も主人公と読者の距離が近く、ドラマティックな事がないささやかな日常こそが、幸せであると感じさせてくれる。「ポコタン・ザ・グレート」「想い出のセレナーデ」と良かったけど、ちょっと不思議な力が切ない「さみしさのマフラー」が印象的でした。
読了日:3月21日 著者:朱川湊人
家族が片づけられない (コミックエッセイの森)家族が片づけられない (コミックエッセイの森)
読了日:3月21日 著者:井上能理子
ザ・ファブル(5) (ヤンマガKCスペシャル)ザ・ファブル(5) (ヤンマガKCスペシャル)感想
伝説の殺し屋が、普通の生活を送ると言っても、勿論一筋縄ではいかないわけで。残酷な場面もあるけれど、思わず笑ってしまう場面も。ファブルとあだ名される殺し屋本人もいい味出てるし、一緒の女性も良いし、変に恋愛感情が絡んでないのも満足(笑)早く続きが読みたい。
読了日:3月20日 著者:南勝久
ザ・ファブル(4) (ヤンマガKCスペシャル)ザ・ファブル(4) (ヤンマガKCスペシャル)
読了日:3月20日 著者:南勝久
ザ・ファブル(3) (ヤンマガKCスペシャル)ザ・ファブル(3) (ヤンマガKCスペシャル)
読了日:3月20日 著者:南勝久
ザ・ファブル(4) (ヤンマガKCスペシャル)ザ・ファブル(4) (ヤンマガKCスペシャル)
読了日:3月20日 著者:南勝久
ザ・ファブル(2) (ヤンマガKCスペシャル)ザ・ファブル(2) (ヤンマガKCスペシャル)
読了日:3月19日 著者:南勝久
ザ・ファブル(1) (ヤンマガKCスペシャル)ザ・ファブル(1) (ヤンマガKCスペシャル)
読了日:3月19日 著者:南勝久
星宿る虫星宿る虫感想
本編の80ページの会話に出てくる「星宿る生徒」ととはどういう生徒なのか。タイトルとなる星を宿る虫とは。この虫と人々との戦いであり、主人公と家族・恋人との物語。これは正直かなり気持ち悪い。映像化したら多分見れません。しかし、虫たちの気持ち悪さより、物語の核となる人間の行動が、一番気持ち悪かった。虫の例として出てくる「鉄道虫」が、ネットで見たらほんとに不思議。真っ闇の中で出会ったら、見入ってしまいそう。でも、近くには寄りたくないな。くわばらくわばら。
読了日:3月17日 著者:嶺里俊介
午後二時の証言者たち午後二時の証言者たち感想
母親の愛情を一身に受けた娘が、こんな事故に巻き込まれたらと想像するだに恐ろしく哀しいです。特に母親の章に綴られた思い。辛さやるせなさが痛いほど伝わってくるだけに読んでいてかなりいたたまれない気持ちになりました。事故を起こした青年、目撃者、受け入れを拒否した医師とそれぞれの立場は、それなりに言い訳もあるのでしょうが。。その対比が開くほどより切ない気持ち。それにしても、水上義人の呪詛のような言葉。ここまで言わなくてもと思うのですが。。その言葉があるからこそ、縛られてしまったわけでもあるのですが。むむむ。
読了日:3月14日 著者:天野節子
さんかく窓の外側は夜 2 (クロフネコミックス)さんかく窓の外側は夜 2 (クロフネコミックス)
読了日:3月13日 著者:ヤマシタトモコ
【Amazon.co.jp限定】 さんかく窓の外側は夜 (3) イラストカード付 (クロフネコミックス)【Amazon.co.jp限定】 さんかく窓の外側は夜 (3) イラストカード付 (クロフネコミックス)
読了日:3月13日 著者:ヤマシタトモコ
恐之本  八つ目(シリーズ8巻) (コミック(YKコミックス))恐之本 八つ目(シリーズ8巻) (コミック(YKコミックス))
読了日:3月12日 著者:高港基資
おひとり様物語(6) (ワイドKC Kiss)おひとり様物語(6) (ワイドKC Kiss)
読了日:3月12日 著者:谷川史子
霧 ウラル霧 ウラル感想
まるでタイトル通り、霧に包まれ、気持ちがちょっとざわつくよう。智鶴・珠生・早苗と恵まれた環境に育ちながらも其々強い意志で自分たちの道を切り開いていく姿は、せっかくの姉妹なのにもっと仲良くやろうよと思わずにはいられなかった。とくに智鶴の成長していく中で芽生えていった感情とは何だったのだろう。珠生の夫重之も妻に対して不器用ながらの愛情を抱いてはいたと思うけれど、結局家族関係を結ぶのは難しかったのだろうなあ。個人的には影のように側にいて一番信頼されていた木村の存在が印象的でした。
読了日:3月10日 著者:桜木紫乃
百姓貴族 (4) (ウィングス・コミックス・デラックス)百姓貴族 (4) (ウィングス・コミックス・デラックス)
読了日:3月10日 著者:荒川弘
異類婚姻譚異類婚姻譚感想
芥川賞受賞作「異類婚姻譚」を含む短編4話からなる作品は、どれもなんだか歪んだ世界。決して読みにくい訳でも、つまらない訳でもないのに、いまひとつ意味を掴みにくい。表題作は、ちよっとホラー風味?結婚生活は、案外普通に過ごしていると思いきや、相手の考えに取り込まれていることもあるかも。深い。「<犬たち>」の全編を通して静寂が漂う世界感が、後を引きました。
読了日:3月8日 著者:本谷有希子
メアリー・スーを殺して 幻夢コレクションメアリー・スーを殺して 幻夢コレクション感想
安達寛高さんの別ペンネーム4名からなる一人4人集。青春物あり、ホラーあり、はたまたミステリありと豪華ラインナップで、安達さんの筆が冴えています。表題作はタイトルこそ物騒ですが、少女の成長と暖かな余韻の残る作品でした^^山白朝子さんのホラーは、怖いというよりも切なく哀しい色合いが強く印象的で、ほかの作品の是非読んでみたいです。「山羊座の友人」はミヨカワ将さんの作画で読んでいたのですが、書き下ろし「エヴァ・マリー・クロス」も是非!藤田和日郎さんの作画で読んでみたいなあ。
読了日:3月6日 著者:乙一,中田永一,山白朝子,越前魔太郎,安達寛高
僕だけがいない街 (5) (カドカワコミックス・エース)僕だけがいない街 (5) (カドカワコミックス・エース)
読了日:3月6日 著者:三部けい
僕だけがいない街 (4) (カドカワコミックス・エース)僕だけがいない街 (4) (カドカワコミックス・エース)
読了日:3月5日 著者:三部けい
僕だけがいない街 (3) (カドカワコミックス・エース)僕だけがいない街 (3) (カドカワコミックス・エース)
読了日:3月5日 著者:三部けい
僕だけがいない街 (2) (カドカワコミックス・エース)僕だけがいない街 (2) (カドカワコミックス・エース)
読了日:3月5日 著者:三部けい
俺物語!! 11 (マーガレットコミックス)俺物語!! 11 (マーガレットコミックス)
読了日:3月5日 著者:アルコ
俺物語!! 10 (マーガレットコミックス)俺物語!! 10 (マーガレットコミックス)
読了日:3月5日 著者:アルコ
闇金ウシジマくん 36 (ビッグコミックス)闇金ウシジマくん 36 (ビッグコミックス)
読了日:3月5日 著者:真鍋昌平

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