2月に読んだ本

2016年2月の読書メーター
読んだ本の数:18冊
読んだページ数:4175ページ
ナイス数:210ナイス

坂本ですが? 4 (ビームコミックス)坂本ですが? 4 (ビームコミックス)
読了日:2月29日 著者:佐野菜見
健康で文化的な最低限度の生活 3 (ビッグコミックス)健康で文化的な最低限度の生活 3 (ビッグコミックス)
読了日:2月29日 著者:柏木ハルコ
いつかの人質いつかの人質感想
幼い頃誘拐され、そして12年後またの誘拐という事で、てっきり誘拐される愛子ちゃんが、主人公かと思いきや。。読書中、正直ここまで優奈て愛されるキャラかな?なんて思ってしまった。けど、一体真相は何なのだろう?果たして愛子ちゃんはどうなるのだろう?と気になって、先を読まずにはいられなかった。構成もそれぞれの視点と合間の事件後のインタビューを交えて興味をそそる。才能とは持って生まれたもの。羨んでも努力しても、同じようにはなれないもの。と、分かっていても難しいなあ。
読了日:2月29日 著者:芦沢央
最後の子どもたち (写楽Books)最後の子どもたち (写楽Books)感想
物語の始まりは、予測していたものとは違って始まる核戦争。と言っても、どんな戦争がどこで始まったのかの記述はなく、いきなり核爆弾に巻き込まれた人々を淡々と残酷に描いていく。それでも、生きる事を諦めない主人公の視線が、より心に刺ささります。「片腕の郵便配達人」「見えない雲」でも貫かれる、今はまだ戦争に巻き込まれていない状況である事、そして今後も決してそう言う状況にならない事を人々が強く思い、その事を子供達に伝えていく事。決してぶれない作者の思いは、30年も前に書かれた作品とは思えない力を持って訴えてきます。
読了日:2月28日 著者:グードルン・パウゼヴァング
カルト村で生まれました。カルト村で生まれました。感想
米本和広さんの「カルトの子」を以前読んだ時に、親が選ぶと子供の意思は関係なく、その生活に突入してしまう事を考えたのですが。高田さんの生活も両親とは別に、村の大人や子供達と過ごす日常。多くの労働に、体罰や食事の少なさ。可愛い絵柄ながら、本当に平成のお話?と思わず、何度も思ってしまった。決してその生活を悔いていたり、けなしている訳ではないだけに、初等部時代だけでなく、是非成長していく過程の話も読んでみたい。
読了日:2月24日 著者:高田かや
プラチナエンド 1 (ジャンプコミックス)プラチナエンド 1 (ジャンプコミックス)感想
左為の様な、魅力的な天使がついていて、良かったと思いきやの展開。いやーこのラストは、どう続くのかとにかく気になる。どーかお母さんの言葉の様に、より幸せになれますように。道は厳しそうだけれど。。見守っていくこと決定!
読了日:2月24日 著者:小畑健
謎の毒親謎の毒親感想
両親との関わりで(勿論仮名であり、周りの事には変更を加えられているけれど)、謎に思っていたこと。その謎を相談する形で、質問・答えと確認しながら、心の解放に結びついていく。もし自分が姫野さんの立場なら、どう反応していたか、かなり悩んでしまった。回答も、これが正しいと言う正解かはハッキリせずとも、心の解放に繋がる道標になるのなら、大きな事だと切に思った。その後両親の介護生活において、どの様に子供時代と折り合いをつけて(蓋をして?)されてきたのか、読んでみたい。とりあえず「心のささやき」を手に入れた次第。
読了日:2月21日 著者:姫野カオルコ
坂の途中の家坂の途中の家感想
裁判員に選ばれたことで、心の中から溢れてくる感情を、これでもかととことん突き詰めた先に見えてくる日常生活。いやーこれは読み手もさらに自分の生活ももしや?なんて考え出したら、ははこれは角田さんの描く世界だから、全く非日常の話だよね。なんて、笑っていられない、かなり嫌な気持ち。まるで、マトリョーシカのように。事件当事者、裁判員、読み手の自分と感情がはまり込んでいくような錯覚に。まあ、普通夫婦間や親子間でここまで、思ったりしてないよねと思いたい。と願う。
読了日:2月19日 著者:角田光代
人魚王子 (ウィングス・コミックス)人魚王子 (ウィングス・コミックス)
読了日:2月16日 著者:尾崎かおり
長閑の庭(3) (KC KISS)長閑の庭(3) (KC KISS)
読了日:2月16日 著者:アキヤマ香
月影ベイベ 6 (フラワーコミックスアルファ)月影ベイベ 6 (フラワーコミックスアルファ)
読了日:2月16日 著者:小玉ユキ
世界が赫(あか)に染まる日に世界が赫(あか)に染まる日に感想
同じクラスながら話すこともなかった元野球部の櫂とクラスで浮き、何を考えているのか分からない文稀。そんな2人がある事で交流を持つ事から起こる事件。暴力描写は容赦なく、文稀の心を蝕む底知れぬ闇は、どう受け止めて良いのか、戸惑う勢い。けれど、2人の行き着く先は何が待ち受けているのか、読まないではいられなかった。
読了日:2月14日 著者:櫛木理宇
ママがやったママがやった感想
最初の章で明かされる、ある家族の母が夫を殺めることから遡る一家の物語。父、母、娘二人、息子とそれぞれの思いは、普通のようでいて、ちょっとずれているような。特に70代という年齢ながら、心は落ち着かない青年のような父。自分を著名人の気持ちになって行動するというのには、思わず若い!とうなってしまった。夫婦お互いのここだけは許せないと言う境界が、残酷なまでにすれ違っているのが哀しく、切ない。
読了日:2月12日 著者:井上荒野
ダーリンは外国人 ベルリンにお引越し トニー&さおり一家の海外生活ルポダーリンは外国人 ベルリンにお引越し トニー&さおり一家の海外生活ルポ
読了日:2月10日 著者:小栗左多里,トニー・ラズロ
スミカスミレ 1 (マーガレットコミックス)スミカスミレ 1 (マーガレットコミックス)
読了日:2月7日 著者:高梨みつば
片手の郵便配達人片手の郵便配達人感想
第二次世界大戦、ロシアで負傷し片手を失った17歳のヨハンは、地元ドイツの山あいの村に戻り、7つの村の郵便を運ぶ仕事に就く。美しくも、どこか悲愴感の漂う村々、戦場に男性は駆り出され、家を守る女性と子供たちと老人。1944年8月から1945年5月と短い期間の物語ながらも、その密度は高い。ヨハンの仕事に対する熱意や、村人との暖かくも辛い交流があってこその戦後。ヨハンの思いが、いつまでも余韻を残すとともに、作者のあとがきを、心に重く受け止める。「みえない雲」でもそうだったけど、パウゼヴァングさん容赦ないなー。
読了日:2月7日 著者:グードルン・パウゼヴァング
わたしたちの、小さな家わたしたちの、小さな家感想
翻訳家の祖母と二人で暮らす女子大生希。友人・恋人と穏やかな日常を暮らしているはずなのに、ひたひたと不協和音が。隣の部屋から聞こえる足音に思わず怪異か!と連想するも、祖母が時折見せる表情に、希の知らされていない大きな謎が。謎の解明は、ラストに向けて穏やかさから、一気に変転。ミステリとホラーと青春物語の合わせ技。個人的には、住んでいる町が「切株」と呼ばれてる事が一番に恐ろしいー。切株ホラーて言葉もあるしね。
読了日:2月4日 著者:水沢秋生
聖母聖母感想
児童誘拐殺人事件事件の犯人から、絶対に自分の娘を守る!不妊治療の末に生まれた娘を愛する母のとった行動とは?いやー荒技でしたねー。随所に伏線を張られていると思って読んでいたのですが、それでもその手があったか!と。母は、いつでも強しです。なんの先入観もなくお読み下さい(て、この感想読んでいただいたら、先入観入ってしまいますね)(汗)
読了日:2月3日 著者:秋吉理香子

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