9月に読んだ本

2015年9月の読書メーター
読んだ本の数:10冊
読んだページ数:2233ページ
ナイス数:102ナイス

まるで天使のような (創元推理文庫)まるで天使のような (創元推理文庫)感想
マーガレット・ミラーですが、この1冊で他の作品も読むこと決定!あることから知り合いになった新興宗教施設に住む女性から頼まれた、行方不明者を探すクイン。このキャラクターの会話が軽妙でくすっと笑えるところも多々あるものの、出てくる登場人物は誰もが一癖ありで疑わしい。最後までクインの魅力で読ませるかと思いきや、真相に近づくにつれ、物語も主要人物も変わりゆくことに。最後の一撃との帯に想像力を膨らませ過ぎたものの、ぐいぐい読ませる手腕に唸りつつ読了。
読了日:9月29日 著者:マーガレット・ミラー
結婚相手ってどこに落ちてるの?結婚相手ってどこに落ちてるの?
読了日:9月23日 著者:花津ハナヨ
みんなの秘密みんなの秘密感想
中二病とはよく聞く言葉だけれど、主人公美羽の取り巻く世界は、青春まっただ中というよりは、なんだかどろどろ。一人として、安心して心を許せる友達がいない世界。親との関わりも少しずつ変わってきているとは思うけれど、どんどん嘘が上達する日常。男女交際に、スリルを求めての万引き。果たして自分が過ごしてきた中学時代との隔離がどんどんひろがっていくような。。勿論ひとりひとり秘密を抱える年ごろではあるけれど、中学生でこんなに背伸びせず、もう少し少女のままの世界に浸っていてもいいのになあと 思うのは、甘いのでしょうか。。
読了日:9月21日 著者:畑野智美
たびしカワラん!! 1 (裏少年サンデーコミックス)たびしカワラん!! 1 (裏少年サンデーコミックス)
読了日:9月21日 著者:江野スミ
誰でもないところからの眺め誰でもないところからの眺め感想
読んでいる最中も、読後もずっと心がざわざわする感じが消えない。怖いとか不安になるとか以前に、自分の中の根本的な部分を揺さぶる。自分の想像をはるかに超えるといがらしさんは、どこにいことしているのかと思い、ずっと付いて行こうと思った。
読了日:9月13日 著者:いがらしみきお
恋は雨上がりのように 3 (ビッグコミックス)恋は雨上がりのように 3 (ビッグコミックス)
読了日:9月11日 著者:眉月じゅん
のぼさんとカノジョ?  5 (ゼノンコミックス)のぼさんとカノジョ? 5 (ゼノンコミックス)
読了日:9月8日 著者:モリコロス
今日はいぬの日今日はいぬの日感想
猫を飼っていると明らかに不満な鳴き声をしている時に、これで人間の言葉が話せたら、不平不満を言っていそう。なんて思った事を思い出した。世話すらきちんと出来ない飼い主と、それゆえどんどん思考が歪んでしまった飼い犬。読みながら何度も、果たしてうちの猫は幸せなのだろうか?と思ってしまった。ヒメの起こした行動は決して許されないけれど、人との信頼を築けなかった姿はただただ哀しい。唯一ミコトと潤一の関係は、暗い物語のひと筋の光のようだった。
読了日:9月7日 著者:倉狩聡
かびんのつま 3 (ビッグコミックススペシャル)かびんのつま 3 (ビッグコミックススペシャル)
読了日:9月5日 著者:あきやまひでき
ゾンビ・アパートゾンビ・アパート感想
表題作から勝手にゾンビがたくさん住んでいるアパートを想像したりしたら、違ってあることに張り切る怪しい方が(笑)。9つからなる物語は、どれもラストに意外なひねりを効かせて、想像したさらに別の世界を覗かせてくれて面白かったです。グロな部分が苦手な人は、その描写をさらっと飛ばして、このあやかしの世界の扉を開いて欲しい。30年近くも前に書かれたという作品が多々あるけれど、古いけれど古びてない物語世界。まだまだある短篇集を是非出版して欲しいです。
読了日:9月4日 著者:飯野文彦

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