2月に読んだ本

2015年2月の読書メーター
読んだ本の数:27冊
読んだページ数:5749ページ
ナイス数:135ナイス

婚活1000本ノック婚活1000本ノック感想
筆者わたし(南さん本人)が経験する婚活その実態を、虚実入り交えて描かれる日常の延長の世界。とにかく後から後から出てくる結婚を考えているのかいないのか、ちょっと疑問もありの男性陣がリアルで、つい自分(筆者ではなく自分)だったらやっぱりヤダかも。って相手からしたら逆にヤダよって当然思われるわけで。婚活の難しさを、わたしが余すところなく、毒舌泣き言包み隠さず、描ききっていきます。まるで場違いの様な山田を登場させることで、ブレーキをかけているのかな。笑ってちょっとしんみりして。ああ。出会いってほんと難しい!
読了日:2月22日 著者:南綾子
避難所避難所感想
震災後の避難所で出会う三人の女性。それぞれの家族の問題が重く、どの女性の立場を想像しても、こうしたらよいのになんて簡単に言えない状況。その上、避難所での不自由な生活。登場する男性がどいつもこいつも文句ばかりで頼りにならないところもつらいなあ。避難所は、難から逃れた先なはずなのに、さらなる難に出会う場所であってはならないと思うけれど、現実問題としては、多くの環境も年齢も考え方も違う人々が逃れた先の場所だから、難しい。地震の多い時代に生きているからこそ、物語の世界と言い切れず、いろいろ考えてしまった。
読了日:2月22日 著者:垣谷美雨
テミスの剣テミスの剣感想
読んでいる最中ずっと、実際に過去の犯罪で冤罪で裁かれた人たちの、無念の気持ちを自分なりに想像してしまった。この作品では、犯人とされてしまうまでの過程を丁寧に描くことで、よりその後の物語に深みを与えてますが、あくまで主役は渡瀬刑事。彼が、刑事としてどのように事件と対峙していくかの姿勢がずしんときます。それにしても、関わる刑事の誰もがクセがあって、一瞬「教場」を超えてきたみなさんなんだよねと勝手に違う作品まで想像の幅を広げたり(汗)。テミス像の画像を見つけ、人が人を裁くことの難しさを思ってしまった。
読了日:2月18日 著者:中山七里
○○○○○○○○殺人事件 (講談社ノベルス)○○○○○○○○殺人事件 (講談社ノベルス)感想
〇の部分にタイトルを当てよう!ってこと自体がかなり何ですが(笑)本文はもっと何でした(笑)。とにかく、語り口が読みやすく、隣でこんな旅行でこんな目にあっちゃったよ、ヤバいよね!と話を聞いているような感じですらすら読んでいたら、失踪があったり、密室があったり、殺人事件と日常会話的なのにいきなり日常にないことが。そして!驚愕のかなりくだらない真相が。いやー笑いました。タイトルもむむむ、確かにその通りだと。あまりにくだらないので、「虹の歯ブラシ 上木らいち発散」も速攻で買っちゃいましたよ(笑)
読了日:2月18日 著者:早坂吝
サナキの森サナキの森感想
小説家だった祖父の死後、遺された手紙を頼りに訪れる村で出会った少女とともに、祖父の最後に書かれた小説の謎を解いていくのですが。。祖父の書いた旧仮名遣いの小説と現代の物語が交互に描かれているのが、興味を持続させていいですね^^当然ながら作中で起こった密室殺人の謎を80年の時を経て解き明かしていく作業は結構大変。2人のちょっと凸凹コンビぶりはなかなか楽しいですが、紅の恋愛話はちょっと痛いぞ。本好きとしては、祖父の書いた本を頼りに新たな出会いと真実が待ち受けている旅って、ほんのり憧れるなあ。
読了日:2月18日 著者:彩藤アザミ
5人のジュンコ5人のジュンコ感想
連続不審死事件の容疑者佐竹純子が世間を賑わせる時期から始まる負の連鎖。それぞれ漢字は違うものの同じ名のジュンコに降りかかる人間関係。いやー相変わらずこれでもかと人間の嫌な部分が描かれてますねー。こんな人間関係に放り込まれたらいやだなあと思いつつ、この事件の関係者ってこの人?いやこっちの事件だったかなと、だんだん頭が混乱しつつ怒涛の結末へ。某事件の犯人の知り合いもこんな感じでニュースを目にしていたのかも?なんて深読みまでしそうでした。くわばらくわばら。
読了日:2月11日 著者:真梨幸子
鬼死ね 2 (ビッグコミックス)鬼死ね 2 (ビッグコミックス)
読了日:2月9日 著者:岡田索雲
鬼死ね 1 (ビッグコミックス)鬼死ね 1 (ビッグコミックス)
読了日:2月9日 著者:岡田索雲
魔物鑑定士バビロ 1 (ジャンプコミックス)魔物鑑定士バビロ 1 (ジャンプコミックス)感想
怪しすぎるけどバビロ可愛い!どうかオズを裏切らない展開になってほしい。勿論2巻も楽しみです^^
読了日:2月9日 著者:西義之
エシカルンテ(1) (イブニングKC)エシカルンテ(1) (イブニングKC)
読了日:2月8日 著者:森和美
魔法使いの事情(1) (講談社コミックス)魔法使いの事情(1) (講談社コミックス)感想
魔法使いといっても、普通の高校に通う男子や女子。実際こんな力があったら、困るなあ。特に人の思っていることがわかる力。しかもその反動で自分の思ったことを勝手に言ってしまう内海さんの魔法は辛い。そんないろんな力を持った学生たちの今後も勿論追います。
読了日:2月7日 著者:西原梨花
懲役339年 2 (裏少年サンデーコミックス)懲役339年 2 (裏少年サンデーコミックス)
読了日:2月7日 著者:伊勢ともか
コンプレックス・エイジ(2) (モーニング KC)コンプレックス・エイジ(2) (モーニング KC)
読了日:2月7日 著者:佐久間結衣
校舎のうらには天使が埋められている(5) (講談社コミックス別冊フレンド)校舎のうらには天使が埋められている(5) (講談社コミックス別冊フレンド)
読了日:2月7日 著者:小山鹿梨子
校舎のうらには天使が埋められている(4) (講談社コミックス別冊フレンド)校舎のうらには天使が埋められている(4) (講談社コミックス別冊フレンド)
読了日:2月7日 著者:小山鹿梨子
校舎のうらには天使が埋められている(3) (講談社コミックス別冊フレンド)校舎のうらには天使が埋められている(3) (講談社コミックス別冊フレンド)
読了日:2月6日 著者:小山鹿梨子
校舎のうらには天使が埋められている(2) (講談社コミックス別冊フレンド)校舎のうらには天使が埋められている(2) (講談社コミックス別冊フレンド)
読了日:2月6日 著者:小山鹿梨子
校舎のうらには天使が埋められている(1) (講談社コミックス別冊フレンド)校舎のうらには天使が埋められている(1) (講談社コミックス別冊フレンド)
読了日:2月6日 著者:小山鹿梨子
零 影巫女(1) (講談社コミックス)零 影巫女(1) (講談社コミックス)
読了日:2月6日 著者:hakus
(P[み]5-1)招運来福! まねき猫事件ノート (ポプラ文庫ピュアフル)(P[み]5-1)招運来福! まねき猫事件ノート (ポプラ文庫ピュアフル)感想
女子中学生凪と不思議な黒猫マネコの出会いと、事件を描いた「凪とマネコの七日間」とマネコの再会と新たに出会う一家が絡む事件を描いた「凪とかわいい悪魔とお伊勢さん」。どちらも凪とマネコのやりとりが、テンポ良く、楽しい。凪の母の恋話も良いスパイスになっていますねーちょっと見る目がないところもまる。時に人間の黒い部分も覗かせるものの、読後もスッキリしていて、まだまだ凪とマネココンビに出会いたくなります。うちの黒猫も、話せたらいいのに、でもきっとマネコ以上にブツブツ言いそうと思いつつ読了。
読了日:2月6日 著者:水生大海
中年女子画報 (バンブーエッセイセレクション)中年女子画報 (バンブーエッセイセレクション)
読了日:2月6日 著者:柘植文
ウロボロス 2―警察ヲ裁クハ我ニアリ (BUNCH COMICS)ウロボロス 2―警察ヲ裁クハ我ニアリ (BUNCH COMICS)
読了日:2月6日 著者:神崎裕也
母がしんどい母がしんどい
読了日:2月5日 著者:田房永子
ママだって、人間ママだって、人間
読了日:2月5日 著者:田房永子
ウロボロス 1―警察ヲ裁クハ我ニアリ (BUNCH COMICS)ウロボロス 1―警察ヲ裁クハ我ニアリ (BUNCH COMICS)
読了日:2月5日 著者:神崎裕也
乙霧村の七人乙霧村の七人感想
二十二年前に凄惨な事件が起こった小さな村乙霧村。事件現場に訪れる、文学サークルの大学生六人が事件の犯人と似たような男に追われる一部。一転して事件の真相と大学生の巻き込まれた真相とは何だったのか、語られる二部。一部のまるでB級ホラー映画を読んでいるような、ドキドキ感とスピード感とガラッと変わり、二部の語られる辛い真相。ホラー色は意外や少なく、苦手の人も敬遠しないで欲しい物語展開に騙されました。喜国さんの描く表紙が、目を引きますね^^一番怖いて言うか、耐えられなかったのは飯田昌枝の存在だな。こんな女性やだよ。
読了日:2月4日 著者:伊岡瞬
女王はかえらない (「このミス」大賞シリーズ)女王はかえらない (「このミス」大賞シリーズ)感想
子どもたち、教師、真相と3部にわたって描かれる物語。子供たちの恐ろしくも残酷で生き生きした描写は読む手が止まらず、可愛い容姿に圧倒的な存在感だからこそ頂点に立つ二人の諍いがヒリヒリして、どうなるのかと思わせる子どもたちからの教師のトーンが全く変わってしまい戸惑い、読むスピードが若干遅れ気味。しかし、真相はそうだったのかと、意外なところで作者の思惑にすっかりはまって、にやり。こんな子供たちやだなーと思いつつ、大人に見せる顔と子供たちの中で見せる顔は確かに違うよなあと。タイトルの意味を読了後改めて納得。
読了日:2月2日 著者:降田天

読書メーター