5月に読んだ本

2015年5月の読書メーター
読んだ本の数:31冊
読んだページ数:6469ページ
ナイス数:215ナイス

芦原妃名子傑作集 2 祈り (フラワーコミックススペシャル)芦原妃名子傑作集 2 祈り (フラワーコミックススペシャル)
読了日:5月31日 著者:芦原妃名子
芦原妃名子傑作集 1 記憶 (フラワーコミックススペシャル)芦原妃名子傑作集 1 記憶 (フラワーコミックススペシャル)
読了日:5月31日 著者:芦原妃名子
生まれる価値のなかった自分がアンナのためにできるいくつかのこと(1) (アクションコミックス(月刊アクション))生まれる価値のなかった自分がアンナのためにできるいくつかのこと(1) (アクションコミックス(月刊アクション))
読了日:5月31日 著者:永瀬ようすけ
生き心地の良い町 この自殺率の低さには理由(わけ)がある生き心地の良い町 この自殺率の低さには理由(わけ)がある感想
日本で一番自殺率が低い町、徳島県海部町。同じ徳島県のある町では自殺率が高い町もあるのですが、何故、同じような環境にある町でこうも違うのか調べたのが本書です。極端に言うと町の人が年功序列といったこと、古くから町にいるとかいないとか、そんなことにまったくこだわらないということなど。勿論ほかにもいろいろあるのですが、おお物事はそういう見方もあったのかと。研究発表の本なので、小説のような面白い本というわけではないのですが、一般の人にわかりやすく説明しているので、さくさく読み進めることが出来ました。
読了日:5月31日 著者:岡檀
リバースリバース感想
主人公深瀬の彼女のもとに届く「深瀬和久は人殺しだ」という告発文。果たして、その真相とは。物語は過去にさかのぼり、大学時代のある出来事を思い出すとともに、その時代を一緒に過ごしたゼミ仲間との交流が語られていく。読んでいて、自分も友人や知人をどう見てどう見られているのだろうか?と顧みてしまった。重苦しい雰囲気を落ち着かせるがごとく、行間から深瀬の入れるコーヒーの香りがふっと漂ってくるよう。読み終わった後、改めてタイトル「リバース」を思い、深瀬が一番の友達と信じた存在の重みがずっしりきた。
読了日:5月29日 著者:湊かなえ
逢沢りく 下逢沢りく 下
読了日:5月29日 著者:ほしよりこ
誓約誓約感想
新たな人生を手に入れるために交わした誓約。幸せな日常をつかんだ元に届く手紙の差出人とは果たして誰なのか。とにかく出てくる登場人物一人ずつにこの人かな。いや、こんな手紙を出す人とは思えないと、勝手に当てはめ物語の伏線を拾おうとするのですが。。とにかく状況が状況とはいえ、頭から知り合いを犯人と決めつけ、信じない姿には、ちょっと自業自得なところもあるのではと思ったり。淡いトーンで描かれた表紙の意味と一筋縄ではいかない生き方に、平凡でいることは案外難しい事かもと余計な想像までしてしまいました。
読了日:5月28日 著者:薬丸岳
34歳無職さん 6 (MFコミックス フラッパーシリーズ)34歳無職さん 6 (MFコミックス フラッパーシリーズ)
読了日:5月23日 著者:いけだたかし
逢沢りく 上逢沢りく 上
読了日:5月23日 著者:ほしよりこ
機巧童子 1 (ぶんか社コミックス ホラーMシリーズ)機巧童子 1 (ぶんか社コミックス ホラーMシリーズ)
読了日:5月23日 著者:鯛夢
たとえ、世界に背いてもたとえ、世界に背いても感想
息子をいじめで自殺に追い込んだ、クラスメイトに対するノーベル医学賞・生理学賞受賞者の浅井博士が仕掛ける壮大な復讐とは。関係者それぞれの証言から構成されている物語に、一瞬「告白」を連想しましたが、だいぶ違ってました(それはそうですよね)。全世界を巻き込んだ復讐劇なのですが、スケールの大きい話かと思いきや、わりとこじんまりとした感じにまとまってました。発想は面白いだけに、もう少しワールドワイドにパニック描写もあったら、と思いつつもパニック小説じゃないですものね。
読了日:5月22日 著者:神谷一心
冷たい手冷たい手感想
アパレルに勤める朱里は、友人の典子と共通の隠された出来事を抱え、日々を過ごしていたのに、あることをきっかけに日常生活に綻びが始まるっていく。とにかく最初は隠されていた出来事とは一体何なのかを想像し張り詰めた空気が漂い。謎だった出来事がわかった後には、その先に待ち受ける衝撃の真相。わ、そうだったのか!と見抜けませんでした。朱里のずっと抱えてきたものが丁寧に描かれているだけに、真相は辛く厳しいけれど、その先にはかすかに光を感じらる展開は、決して冷たい手触りだけではないです。是非とも映像としても見てみたいなあ。
読了日:5月18日 著者:水生大海
長閑の庭(2) (KC KISS)長閑の庭(2) (KC KISS)
読了日:5月15日 著者:アキヤマ香
晴れ女の耳 (幽BOOKS)晴れ女の耳 (幽BOOKS)感想
7話の怪談短篇集ですが、怪談というおどろおどろしい怖さより、なんだか昔話の味わいをベースにした不思議な物語。まるでとげとげと尖ったような悲惨な出来事が、長い間の年月を経て、丸くなったような雰囲気に、読んでいて心が穏やかになるよう。それぞれのお話に出てくるおばあさんも、みんな良い味だしています。特に表題作の「晴れ女の耳」の小さいおばあさんと「先生の瞳」の玲耀子先生がいいなあ。和歌山の方言が、物語の世界観にぴったりはまっていて、すっと入り込んでくるようでした。
読了日:5月15日 著者:東直子
ナイルパーチの女子会ナイルパーチの女子会感想
女友達関係を突き詰めたら、どんな感じになるのかを、ギュッと詰めたような物語。江利子も翔子も真織も、極端ではあるものの、決してありえない訳ではないだけに、読書中も読後も、なんだか自分はどう女友達と付き合っているのだろうと落ち着かない気持ちに。友達が出来ない江利子や翔子もさることながら、友情だけに固執する真織も、どうなんだろう。。て、週刊誌の柚木さんのインタビューを読んでいたら、真織が一番自分に近いとの事に、創作過程を想像しつつ、ほんと友達との距離感は難しい。
読了日:5月14日 著者:柚木麻子
やさしく!ぐーるぐる真紀 1 (リュウコミックス)やさしく!ぐーるぐる真紀 1 (リュウコミックス)
読了日:5月14日 著者:星里もちる
ホリデイラブ~夫婦間恋愛~(1) (KC KISS)ホリデイラブ~夫婦間恋愛~(1) (KC KISS)
読了日:5月14日 著者:草壁エリザこやまゆかり
バラ色の聖戦(16) (KISS)バラ色の聖戦(16) (KISS)
読了日:5月14日 著者:こやまゆかり
殺人犯といっしょ殺人犯といっしょ感想
彼女の待つ元へと急いで車を走らせ、偶然にも連続殺人犯をはねてしまったことから、否が応でも付き合わされる恐怖のドライブ。いやーこの連続殺人犯、見かけは美少年、語り口は丁寧語、しかしその実態は、冷酷極まりないという。とにかくここら辺で許してもいいのではという甘い展開とは真逆な、あくまでダークな展開。頭が切れまくりの犯人と対照的なちょっと気が弱く、彼女に頭が上がらない主人公がほんと気の毒すぎる。
読了日:5月13日 著者:古川春秋
サエイズム 1 (チャンピオンREDコミックス)サエイズム 1 (チャンピオンREDコミックス)
読了日:5月12日 著者:内水融
樹海樹海感想
樹海のねっとりとした湿度を感じさせるような、6篇の物語。樹海というテーマが根底に流れてはいるものの、それぞれの物語に描かれる人間の閉塞感自体がすでに出口のない樹海に迷い混んでしまったようで、ちょっと息苦しい。といっても、決して暗いだけではなく、物語によっては迷いの果てに出口を見つけたような作品もあり、実験的な雰囲気も漂う作品もあり。樹海の怖さを押し出した作品では決してないものの、毒薬自殺を図った女性の描写はぞくっとしました。
読了日:5月11日 著者:鈴木光司
孤食ロボット 2 (ヤングジャンプコミックス)孤食ロボット 2 (ヤングジャンプコミックス)
読了日:5月7日 著者:岩岡ヒサエ
デモクラティア 4 (ビッグコミックス)デモクラティア 4 (ビッグコミックス)
読了日:5月6日 著者:間瀬元朗
逃げるは恥だが役に立つ(5) (KC KISS)逃げるは恥だが役に立つ(5) (KC KISS)
読了日:5月4日 著者:海野つなみ
月影ベイベ 5 (フラワーコミックスアルファ)月影ベイベ 5 (フラワーコミックスアルファ)
読了日:5月4日 著者:小玉ユキ
槐(エンジュ)槐(エンジュ)感想
野外活動部の中学生が夏休みキャンプで過ごす、一夜の悪夢。とにかくエンターテイメントに徹していて、一気に読めます。結構突っ込み所も多く、え、もうこいつらやられちゃったんだっけ?なんて思うところも出てくるものの、そんな細かいことは気にしないということで。タイトルはどういう意味なのだろう?と思っていたら、そういうことだったんですね。読んでいてちょっと小山ゆうさんの「あずみ」を連想しつつ、ここまで強いとほんとスカッとしますね。最初と最後は青春小説なのに、間にびっくりするほどの殺戮シーンとのギャップがしびれます。
読了日:5月3日 著者:月村了衛
RiN(9) (KCデラックス 月刊少年マガジン)RiN(9) (KCデラックス 月刊少年マガジン)
読了日:5月1日 著者:ハロルド作石
失恋ショコラティエ 9 (フラワーコミックスアルファ)失恋ショコラティエ 9 (フラワーコミックスアルファ)
読了日:5月1日 著者:水城せとな
ちひろさん(3): A.L.C.DXちひろさん(3): A.L.C.DX
読了日:5月1日 著者:安田弘之
桜の下で待っている桜の下で待っている感想
東北新幹線でそれぞれの町に向かう人々の物語。祖母の手伝いをする大学生の孫、婚約者と実家に報告するカップル、母の法事に集まる家族、結婚式に訪れた先で不思議な体験をする少女、そして旅する人々とのわずかな時間を共有する事が仕事の車内販売員。目指す先にある場所での出来事も、決して劇的ではなく、さらさらと流れるように過ぎていく時間が、ふと愛おしくなるような短篇集。
読了日:5月1日 著者:彩瀬まる
高台家の人々 3 (マーガレットコミックス)高台家の人々 3 (マーガレットコミックス)
読了日:5月1日 著者:森本梢子

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