売れ筋とはいえ。。

キナコタイフーン 1 (1) (Fx COMICS)
キミは珍獣と暮らせるか? (文春文庫PLUS)
今日いつも行く本屋さんの新刊平積み棚を見た瞬間、一瞬固まりました。。。全部がケータイ小説本で埋まっていたのです。。
いえ。決してケータイ小説について、何か云いたいわけではなく、そこにいつも推理小説・純文学の新刊があっただけに。一気にその数が減ってしまった状態(涙)ケータイ小説の装丁って、似たような感じが多い気がするのですが。気のせいでしょうか。。とりあえずスルーして漫画新刊棚から渡辺ペコさんの「キナコタイフーン」と文庫新刊棚から飴屋法水さんの「キミは珍獣と暮らせるか?」を買ってしまいました。ほんとは木内一裕さんの「藁の楯」も欲しかったのですが、2冊既に決定していたので見送り。まだ図書館の本も読了していないし。。。(爆)
で、先日買った明野照葉さんの「砂の花」を読了。自殺を決意した女性が、10ヶ月後に決行と決め、それまでの期間をいかに過ごすか。。といっても、その間に出会った男性2人によって、変わっていってしまう状況が、真綿で首を絞めるようにじわじわやってきます。追い詰められる主人公の心理描写が本当にうまいですねー。主人公の精神的苦痛の痛さが読者の私にも感じ取れて、痛かったです。。。