ハリウッド映画のような

灯篭爛死行―赤江瀑短編傑作選 恐怖編 (光文社文庫)
ラブ・マスターX(1) (KCデラックス)
キス&ネバークライ(2) (KC KISS)
今日は図書券を持っていたので、券で一部を支払って、赤江瀑さんの「灯籠爛死行」と安野モヨコさんの「ラブ・マスターX」1巻と小川彌生さんの「キス&ネバークライ」2巻を買ってきました。小川さんの新作は、アイスダンスがテーマです。2巻では、なんだか怪しい展開が。先が気になります。。
先日から読んでいた増田俊成さんの「シャトゥーン」読了。冬眠できずにエサを探して狂暴になった羆をシャトゥーン(穴持たず)と呼ぶそうです。そのヒグマと人間との対決!昔「グリズリー」というアメリカの灰色熊なる熊が襲ってくるという映画があったのですが、そのときの熊を思い出しました。内容も、視覚的怖さに満ちていて、まるでジョーズのように、来るぞ来るぞ!!と云う感じで、映画化したら冒険ホラー映画っぽくなるかもしれないです。吉村昭さんの「熊嵐」のような緻密で暗い感じとは、ある意味対極的作品。熊の描写は面白く読めたのですが、人間像がすみません、なんかえっここでこういう行動をとるかな?と思ってしまったのが残念。