本もDVDも

イノセント・ボイス~12歳の戦場~ [DVD]
花もキミを見てる (ビッグコミックススペシャル)
初恋
すごーーーく久しぶりのくじらいいく子さんの「花もキミを見てる」を買ってきた本日。くじらいさんは十年近く前まで毎週買っていたスピリッツに連載中の時に、読んでいた以来。とっても懐かしいです。事故で猫になった少年リュウという設定で、まず買ってしまったんですが(衝動買い・・いつものごとく)、いやーいいお話でした。猫可愛い!という可愛い猫じゃないんですが(笑)なんせ不良少年が変身してるんだものね。でも、いいのです。逆にいいお話というのとは、ちょっと違うのですが中原みすずさんの「初恋」読了。宮崎あおいさんの写真付き帯びに、主人公をどうしても宮崎さんのイメージで読んじゃいそうになるんですが、実際はハーフで、グラマラスな女性のようなので、ちょっと(かなり?)違うよね。3億円事件の犯人は女子高生だったという衝撃的告白!ではあるものの、物語はその事が重要というわけではなくて、少女の住む環境とか淡い恋だとか、違う視点で見ると、思春期の少女の物語なんですね。。でも、すみません私の少女時代(あまりに昔という事はさておいて)を思い返しても、感情移入できませんでした。すみません。小説というより、詩集を読んでいるような気持ちに。DVDは「イノセント・ボイス」を。実話に基づき、脚本を書いた本人の自伝なのですが、10数年前に、エルサルバドルではこんな内戦があったのかと、いつもの自分の無恥さ加減にあきれるととももに、おかれた状況の過酷さに、ただただ圧倒されるばかりでした。出てくる子供達が、無邪気なだけに、余計辛いです。