写真集は

砂漠の薔薇
亡骸劇場 (JAPAN DEATHTOPIA SERIES)
やっぱり買うものであって、借りるものではないですね。うん。本棚にあって、そっと取り出して、写真の世界に入ってみるものだなあと実感したのが、本日借りてきた小林伸一郎さんの写真集「亡骸劇場」。廃墟の写真集なのですが、その世界観は見るものを圧倒するとともに、遠い昔を思い起こすような郷愁も勿論ありの、個人的にはツボの写真集でありました。中でもストリップ劇場の廃墟写真は、すごい。またテーマパークやプール(ウォータースライダーがまた怖くもあり)の廃墟は、本来は子供達の嬌声が聞こえるような場所だけに、より物悲しさや虚ろさが強調されますね。廃墟であっても、小林さんの撮る写真は美学というか、美しさも感じます。一緒に現場にいってみたいものです。まずそれには、自分で購入してから語りましょう。図書館本別の一冊新堂冬樹さんの「砂漠の薔薇」も読了。お受験はテーマのひとつでありながら、結局ある女性の半生の物語という感じでありました。実際本人は親切にしているつもりでも、相手には余計なお世話ってこともあるわけで、人間関係の難しさを感じさせられたりでありました。