表紙もいいね

廃墟ホテル (ランダムハウス講談社文庫)
小説現代増刊 メフィスト 2006年1月
「苦悩のオレンジ、狂気のブルー」で、ディヴィッド・マレルさんの実直な人柄が出ているような、それぞれの作品の解説が結構気に入っていながら、まだ読み終わってない失礼な私。さらに本日マレルさんの「廃墟ホテル」を新刊棚で見つけてしまい、迷わず買ってしまいました。。。テーマがほんとツボなのです。廃墟ーー怖いよね。イメージとしては「セッション9」の廃墟と、、違いますね。もっと「ホーンテッドマンション」風でしょうか。どきどき。「メフィスト」はいつもながらの豪華な執筆陣でありますが、一番の楽しみは諸星大二郎さんの「同窓会の夜」漫画も勿論大好き!さらに「キョウコのキョウは恐怖の恐」で、すっかり諸星さんの文章が織り成す怪しい世界にはまってしまいました。いやー絵柄で見るゾクゾク感が、文章だとさらに文面からじわじわと湧き出てくるようで怖さ倍増。すごいなあ諸星さん。というわけで、「同窓会の夜」も夜読むのはやめておきましょう。