2月に読んだ本

2017年2月の読書メーター
読んだ本の数:32冊
読んだページ数:6393ページ
ナイス数:175ナイス

だからあなたは殺されるだからあなたは殺される感想
読者モデルの女子高生紫苑を殺したのは誰か。ハンマーマンと呼ばれる凶悪犯を探す、正義というその名も職業にぴったり合った刑事とその妹優羽。物語は2週間という時間の中で、それぞれの視点にたって辿っていく。その中に張り巡らされた伏線の数々。驚愕に至る結末にはたしてどれだけ伏線を読み取ることが出来るのか。人はいろんな面があるのが普通とはいえ、いやータイトルも本当にあらゆる意味で深いです。
読了日:2月27日 著者:水生大海
キャットニップ 2キャットニップ 2
読了日:2月25日 著者:大島弓子
大人スキップ 1 (ビームコミックス)大人スキップ 1 (ビームコミックス)
読了日:2月24日 著者:松田洋子
海に向かう足あと海に向かう足あと感想
美しい自然に恵まれた三日月島でのレースを楽しみに、日々訓練に励む6人の仲間たち。年齢も職業もそれぞれ違いながらも、ヨットを愛するという団結の元、充実した日々を過ごしている。しかし平穏で揺るぎないと思える日常に忍び寄る不穏な影。物語を読んでいるのに、ふと自分の過ごす日常にも、決してないとは言い切れない怖さに、読む手を止めてしまった時も。静寂だからこそ、胸が痛く切ない思いがいつまでも心に残って離れなかった。
読了日:2月24日 著者:朽木祥,牧野千穂
自由なサメと人間たちの夢自由なサメと人間たちの夢感想
渡辺さん二冊目の刊行は、タイトル通り自由なサメの物語と、夢を見る(寝ていて、将来としての)人々を独特の視線で紡ぐ短編集。どの話も、チクッとする眼差しとほのかな暖かみを巧みに織り込み登場人物に深みを与えてます。どういう着地点を見せるのか、展開が読めそうで読めず、そうまとめましたか!と思わず声に出してしまいそうになることしかり。特に自由なサメの登場する二篇。いいねサメ!男前(笑)なんて思ってしまいました。
読了日:2月22日 著者:渡辺優
ギフト±(7) (ニチブンコミックス)ギフト±(7) (ニチブンコミックス)
読了日:2月21日 著者:ナガテユカ
死人の声をきくがよい 9 どう考えても助からない!!編 (チャンピオンREDコミックス)死人の声をきくがよい 9 どう考えても助からない!!編 (チャンピオンREDコミックス)
読了日:2月21日 著者:ひよどり祥子
スクール人魚(3)(チャンピオンREDコミックス)スクール人魚(3)(チャンピオンREDコミックス)
読了日:2月21日 著者:吉富昭仁
能面女子の花子さん(2) (KCx)能面女子の花子さん(2) (KCx)
読了日:2月21日 著者:織田涼
殺し屋、やってます。殺し屋、やってます。感想
経営コンサルタントを営む富澤の裏の顔は、殺し屋。依頼をうける伊勢殿と富澤との間を結ぶ塚原の三人で、請け負う殺人の数々。何かいわく有り気な依頼者たちの推理と、淡々と遂行される殺人。というと何やら怖く不穏ですが、物語はテンポ良く進み、ところどころブラックユーモアも交える富澤に失敗はあるのか?なんて想像しちゃいました。三人三様のキャラがうまくハマって、それぞれの持ち味を掘り下げた長編もよんでみたいな。
読了日:2月20日 著者:石持浅海
能面女子の花子さん (KCx)能面女子の花子さん (KCx)
読了日:2月18日 著者:織田涼
カラス飼っちゃいましたカラス飼っちゃいました
読了日:2月18日 著者:犬養ヒロ
i(アイ)i(アイ)感想
アメリカ人の父と日本人の母の元に養子となったシリア人のアイ。数学の教師の放った「この世界にアイは存在しません。」。勿論この言葉は、アイに対して言っているのではないけれど、その後の人生、いろいろな場面でアイの心の中に問いかけてくる。何もそこまで思い詰めなくてもと思いつつ、出会っていく人々が良い人たちで良かったと心から思う。様々な世界情勢、震災、事故を織り込み、アイの心情をくっきり浮かび上がらせ、読み手の自分の視界は半径数メートルで足掻いていることに気付かされた。
読了日:2月17日 著者:西加奈子
モンキーピーク(1) (ニチブンコミックス)モンキーピーク(1) (ニチブンコミックス)
読了日:2月14日 著者:粂田晃宏
波よ聞いてくれ(3) (アフタヌーンKC)波よ聞いてくれ(3) (アフタヌーンKC)
読了日:2月14日 著者:沙村広明
波よ聞いてくれ(2) (アフタヌーンKC)波よ聞いてくれ(2) (アフタヌーンKC)
読了日:2月14日 著者:沙村広明
波よ聞いてくれ(1) (アフタヌーンKC)波よ聞いてくれ(1) (アフタヌーンKC)
読了日:2月14日 著者:沙村広明
うちのクラスの女子がヤバい(2) (マガジンエッジKC)うちのクラスの女子がヤバい(2) (マガジンエッジKC)
読了日:2月14日 著者:衿沢世衣子
うちのクラスの女子がヤバい(1) (マガジンエッジKC)うちのクラスの女子がヤバい(1) (マガジンエッジKC)
読了日:2月14日 著者:衿沢世衣子
月明かりの守護霊さん (HONKOWAコミックス)月明かりの守護霊さん (HONKOWAコミックス)
読了日:2月11日 著者:あきばじろぉ
夏をなくした少年たち夏をなくした少年たち感想
小学校の仲良し(多少ギクシャクしつつも)、お互いを支え合う4人組と、兄の後をついて歩く4才の妹に降りかかる悲劇。物語は、刑事となった1人が遭遇したある事件の被害者から、懐かしくも苦い過去へと遡っていく。子供時代の章は、1人の少年雪丸に振り回されつつも、生き生きして、誰の心にも思い出す懐かしさを彷彿させるからこその、悪夢の様な展開。それに対し現在の章は、大人ゆえの落ち着きか、子供時代に比べやや精彩に欠けるところもあるものの、全体に漂うほろ苦い思いに統一された世界観は健在で、人間の業を考えさせられました。
読了日:2月11日 著者:生馬直樹
あいの結婚相談所 2 (ビッグコミックス)あいの結婚相談所 2 (ビッグコミックス)
読了日:2月11日 著者:矢樹純
あいの結婚相談所 4 (ビッグコミックス)あいの結婚相談所 4 (ビッグコミックス)
読了日:2月11日 著者:加藤山羊,矢樹純
あいの結婚相談所 3 (ビッグコミックス)あいの結婚相談所 3 (ビッグコミックス)
読了日:2月11日 著者:加藤山羊,矢樹純
辺獄のシュヴェスタ 5 (ビッグコミックス)辺獄のシュヴェスタ 5 (ビッグコミックス)
読了日:2月11日 著者:竹良実
恐之本 充 (SGコミックス)恐之本 充 (SGコミックス)
読了日:2月11日 著者:高港基資
わたしのウチには、なんにもない。 4コマ総集編わたしのウチには、なんにもない。 4コマ総集編
読了日:2月10日 著者:ゆるりまい
猫で語る怪異 1 (HONKOWAコミックス)猫で語る怪異 1 (HONKOWAコミックス)
読了日:2月9日 著者:TONO
楽園 下 (文春文庫)楽園 下 (文春文庫)感想
事故死した少年の描いたある事件の一場面。「模倣犯」のライター前畑滋子が依頼された、少年には見えざる力があったのか。物語は、少年の母とともに生い立ちにさかのぼり、さらなる事件の発端をつかんでいくが。。タイトル「楽園」とは何を表しているのか。「模倣犯」を読んでいながらも、すでに記憶の底で細部も思い出せず歯がゆい思いがしたものの、本編の本筋とは関係ないので、大丈夫。少年と母の絆、愛する娘のため苦悩する夫妻、真実を見極めようと奮闘する滋子。楽園とは程遠い現実に苦い思いを抱きつつ読了。
読了日:2月6日 著者:宮部みゆき
楽園 上 (文春文庫)楽園 上 (文春文庫)
読了日:2月6日 著者:宮部みゆき
キラーハネムーン(1): サンデーうぇぶりSSCキラーハネムーン(1): サンデーうぇぶりSSC
読了日:2月2日 著者:栗栖ナオ
短くて恐ろしいフィルの時代短くて恐ろしいフィルの時代感想
本編は短く、難しい語彙は一切ないのに、読むほどに頭の中を整理して、何度もページをめくり返してしまった。人間でないものたちが繰り広げる領地問題は、いつしかフィルなる存在により、思わぬ事態に。寓話でありながらも過去から時を経て繰り返される社会問題に切り込み、決して絵空事ではない怖さが。毎日の報道を目にすると、フィルは某大統領はたまた、今後現れる指導者かもしれない。
読了日:2月2日 著者:ジョージ・ソーンダーズ

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