評判いいですねー

悪人
邪眼は月輪に飛ぶ (ビッグコミックス)
先日友達からもメールで「久々に読み終わって泣いてしまった」という吉田修一さんの「悪人」と藤田和日郎さんの「邪眼は月輪に飛ぶ」を買った本日。「悪人」は、他でも面白いと目にしていたので、楽しみです。朝日の夕刊で連載中の時は、どうも毎日読むよりも、一気に全部読みしたい私なので、待っておりました。同じく桐野夏生さんの「メタボラ」も読みたいと思いつつ、何しろ未読本がとんでもない状態なので、とりあえず数冊読んでからということで。しかも、図書館で借りてきた松田美智子さんの「天国のスープ」もまだ読み始めていません。あちゃあ。でも、今回は借りている本が1冊なので、それほどプレッシャーが無くて良かった(って好きで借りてるのに。。)で、本日読了本はダ・ヴィンチで受賞が決まってから、読みたくてしょうがなかった黒史郎さんの「夜は一緒に散歩しよ」です。こういうアプローチの仕方もあるんだ!と結構目からウロコ(笑)ありそうでないでしょう。子供の描く絵がこれほど怖いと思いませんでした。不気味効果ですね。あまりに不気味なので、夜は封印しておりました。なので昼間と人がいる時だけ読んだ次第(笑)。新人とは思えぬ力量ですね。ちょっと残念なのは、後半に入って。真相を明らかにしていく部分になると、前半の雰囲気とだいぶ変わってきた点が。でも、今後の活躍に期待大の黒さんの1作目なのでした。